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2015年12月31日木曜日

2015→2016

日本のみなさま、あけましておめでとうございます!
本年もよろしくお願いいたします。


ちなみに、フランスはまだ31日なので、
年内に再度更新する、という約束は守りました。笑


私の2015年は変化の年でした。

久々の帰国、新しい仕事、素晴らしい出会い・・・


プライベートでは体重が10キロ増え、
そばかす(しみとは認めない)が出現。


2016年もさらなる変化の年になることが予想されますが、
変化というより、進化、飛躍の年になればいいな、と。

そして、魅力的な大人の女性として、
色気と知性を兼ね備えた感じに仕上がればいいなと思っております。
(峰不二子、ブリジットバルドーのラインに乗るのが目標。笑)


日本の年越しでは、兵庫県のキャラクター、
はばタンが紅白歌合戦に出場したそうですね!
見たかったな~


フランスの年越しはこれからです。
紅白もおせちもお屠蘇もおもちもないですが、
友人たちとあほみたいに飲んできます。笑


フランスの年越しは、大人も子供も関係なく、それぞれが友達とはしゃぐ日。


明日の起床時間は13時以降でよろしく!
とすでにでかけたママから家族にお達しが。笑


クリスマス以降~年始の様子について、
フランスでのバカンスの過ごし方についてはまた落ち着いたらレポートします!

基本的にバカンス中は常にほろ酔いかすっぴんなので、写真はあまりありませんが。笑



それでは、いざ出陣!


良い年始、2016年をお過ごしください!

2015年12月29日火曜日

フランスのファミリークリスマス

メリークリスマスでした!笑


今年の仕事も終え、クリスマス・年末年始休暇に入り、
アルザス地方のコルマールで過ごしています。

ブログの更新が途絶えてしまって、ファンのみなさま(笑)には申し訳なかったです。


コルマールにはストラスブールに住んでいたときのルームメイトの実家があり、
渡仏当初からとってもお世話になっている、私のフランスの実家のようなご家族。

アルザスはドイツになったりフランスになったり、となかなか複雑な歴史を歩んだ地域で、
当時のことを描いた「最後の授業」というお話を知っている人も多いのではないでしょうか。

最近では、ジブリ映画「ハウルの動く城」の舞台にもなったという、
木組みの家の街並みが可愛いコルマールです。

木組みの家


コルマールのクリスマス市(マルシェドノエル)
アルザスは白ワインの産地!ホット白ワインがおいしくて、ほぼ毎日飲んでおります!笑

フランスのクリスマスは、日本のように恋人のため、というよりも、
家族で過ごす日。

兄弟、親戚、親しい友人、さらに家族みたいなものということで恋人も集まってお祝いします。


日仏カップルの噂によると、クリスマスに実家に呼ばれるかどうかで本命か遊びかがわかるそう。
知らんけど。笑


恋人同伴ということは、家族親戚一同に歴代の元カノ元カレが知られている状態です。
「あの子はいつも気の強い女の子ばっかり連れてくる。」とか
好みのタイプも親戚中にばればれなんですね。笑


そして、基本的に愛の国なので、親が目の前にいようが、祖父母が目の前にいようが、
カップルはいちゃいちゃしております。

いちゃいちゃといっても、手を握るとかそういうレベルではありません。

だいたいは「若いわね~」と微笑ましく済まされるのですが、あまりにも・・・なときは、
「食卓ではしない!」とママの一喝が入ります。


初めてカップルのいちゃいちゃを目の当たりにした時には、
とっても驚きましたが、今や完全スルーできるほどに慣れてきました。

自分がいちゃつく側になれるかというとまた話は違ってきますが。笑


たくさん食べて、たくさん飲んで、たくさん笑って、
それがフランス流のクリスマス:ノエルです。

日本のお正月に近い雰囲気でしょうか。

基本的には24日、25日の2日間がメインですが、
アルザスは26日までの3日間がクリスマスです。


写真をたくさん撮ろう!と思っていたのですが、
食事中や歓談中に写真を撮るのは好きではないので、
数枚しかありませんが気分だけでも・・・!!笑


まず、クリスマスツリー!


本物のモミの木です。

クリスマス前になると、スーパーや広場にクリスマスツリー屋さんができます。

そこで好みの木を買うのがクリスマスの第一準備。


クリスマス当日は、参加者全員にちょっとしたプレゼントを用意し、交換会が行われます。

これがあるから、クリスマス前のプレゼント選びが大イベントになっているんですかね。
その人のことを思って選ぶ、というのがミソです。

もちろん私もたくさんのプレゼントをもらいました!


写真はごくごく一部です。
この他にもアクセサリーやワイン、化粧品などなど、
私のイメージはこうなのか!と思うものばかりで、うれしいかぎり。


今年のプレゼント交換は、アペリティフ(食前酒)の時間に行いました。

アペリティフ、略してアペロは食事の前に
シャンパンやクレモンなどのスパークリングや、ビールを飲みながら
ちょっとしたおつまみをつまみ、談笑する楽しい時間。

フランス人はアペロが大好きで、普通の日でも、「今日アペロしない?」なんて連絡がきます。

ここで食べすぎたり飲みすぎたりすると、メインの食事に響くので、
気を付けなくてはいけません。


そして、アペロのあとは、いよいよ食事。



今年のテーブルセッティング、初日はこんな感じでした。


まずは、アントレからはじまります。

サラダだったり、貝類だったり、軽いものです。

ノエルのアントレの定番といえば、牡蠣!!!



今年のノエルのために、お母さんは10キロの牡蠣を購入したそう。

気合の入れ方が伝わってきます。笑


気合が入っているのはお母さんだけではありません。

殻付きの牡蠣を買うので、すべての殻を開けなくてはいけないのです。

それは、子供たちやお父さんの仕事。



毎年私もお手伝いするのですが、
牡蠣の殻って本当に硬いんです!

専用のナイフをつかってあけながら、
「無理!開かない!!」
と弱音を吐いて、結局味見だけしている役に立たないことになるのですが。笑




そして、アントレのあとは、
メインです。


肉や魚料理。

初日のメインは
みんな大好き、フォアグラでした!!!





当日の写真は食べるのに夢中でとっていなかったので、これは別の日の写真。


ママが自宅で作ったフォアグラです!

フォアグラ製作中のママ


アルザス地方はフォアグラの産地なので、
美味しいフォア(肝臓)が安く手に入るらしい。

ちなみにグラは太った、脂肪性のという意味です。


フォアグラ大好き!と言ったら、
毎日フォアグラを出してくれるので、
そろそろ私の体内でフォアグラができそう。笑


素晴らしいメインのあとは、
チーズが待っています。

これまたたっくさんの種類のチーズが用意され、
「何が好き?(牛のミルクか、ヤギのミルクか、ウォッシュタイプか、など。)」
と聞かれることも多いので、好きなチーズの回答を用意しておくと無難です。笑


チーズが出てくるころにはお腹いっぱいですが、
たくさん飲んでいる場合はチーズを無理してでも食べたほうが良いそうです。
二日酔いにならないとかなんとか。笑


そして、チーズの後はデザート、コーヒーと続きます。



料理をゆっくり食べながら、飲みながら、しゃべりながら、
ディナーは早くて7時半から始まり、終わる頃には深夜です。

アペロにはアペロ用のお酒、
アントレにはアントレにあったお酒、
メインにはメインにあったお酒、
チーズには赤ワイン。

食後酒を飲む人も。


飲むことが好きな私でも、やはり欧米人には勝てない、と思います。


顔が赤くなったり、泥酔したりあまりしないんですよねー

ワイン3杯くらいなら、車を運転して帰っていきます。


もちろんお酒に弱い人もいるので、飲酒は絶対ではないし、
水だけで過ごす人もいます。


ノエルの時ではないですが、フォアグラを食べるときにいただいたこのピノグリがおいしかったです!アルザスの白!


ワイン選びはいつもパパがしてくれるのですが、とっても美味しいワインばかりで、
ノエルが終わっても毎日昼から飲んでおります。笑



ちなみに、パパもとっても家庭的で、料理がとっても上手!

魚料理と最終的な味のチェックはパパのお仕事。

鯛を捌くパパ


ノエルも終わり、パーティーがひと段落したので、
みんなゆっくりまったり過ごしています。


コルマールでのバカンスの様子はまたアップします!

年内にまた更新する予定ですので、お楽しみに~



2015年12月19日土曜日

バカンス前のあれこれ

前回の記事の最後で危惧していた健康診断ですが、
無事に終了いたしました!

入国後3か月以内に移民局での健康診断を行わなければいけないのですが、

待てど暮らせど召喚状が届かない・・・


最終的には、
「住所が間違っていて、手紙が戻ってきたのでメールで送ります!」

とぎりぎりに召喚状がメールで届く。


なんでや!笑

郵便受けのネームプレートはいつまでたっても変更してくれないから自分で書いて貼ったし、
書類の住所だって、同僚が書いてくれたんだぞ!笑


と憤りながら、この日を迎えたわけです。


移民局があるのは、セーヌ・エ・マルヌ県の県庁所在地、ムラン(melun)です。


ちなみにSMDの本部もこのムランにあります。


実はこのムランという単語、私的なかなか通じなくて苦労する単語の一つです。
SMDの職員は、ああ、ムラン(地名)ね、という感じで理解してくれるのですが、

ムラン=地名という認識がない人に、ムラン!というと、高確率で、

「ムーラン?(moulin、風車)」と言われます。


ムーランルージュのムーランですね。


どうしてもmou(ムー)とme(ム)の発音の違いができなくて、
なんなら耳で聞いても音の違いがわからなくて、
いつも、んんっ!!!ってなっています。笑


そんなこんなで健康診断。


計3時間半。


ほとんどが待ち時間です。



実際の健康診断は、書類の確認、レントゲン、問診、身長体重(自己申告)、視力検査(なぜか右目だけしかやらなかった)、血糖値の検査?です。


これだけで、3時間半。


移民局での健康診断は二回目なのですが、今回初めて血糖値の検査をされました。

指にちくっとさすタイプのあれです。

びびりまくって、

「痛い?痛い?」

とドクターに聞いていたら、

「一瞬だよ!それに日本人は我慢強いから大丈夫!」

と謎の回答をいただきましたが、本当に一瞬でした。


最後には、
「君は愛嬌もあるし、感じもいいから、そのままで頑張ってね!」

という人生の励まし的な言葉をいただき、
1時間半のバスの旅をしながら、自宅へ。


そして、毎週木曜日の朝は大学で日本語の授業です。


会話の先生をしております。

文法は、初心者には無理!とのことで、会話の先生です。


持ち前の声の大きさを生かして、
なんとか授業しております。

基本的にはフランス語ですが、習ったフレーズは日本語を使います。


いつも、単語を読むことからはじめるのですが、思わぬ壁が。


標準語の発音がわからない・・・!!!


関西弁ユーザーにはなかなか高い壁です。


小学校が関西弁禁止だったこともあり、なんとなく標準語は使えるつもりでいましたが、

「まいあさ」「まいばん」「まいにち」

この3つの単語は正しい発音がわからない。

どうしてもイントネーションがついてしまうので、意識して直してはいますが、
声に出しているうちに、どんどんわからなくなっていきます。笑


関西弁の方は、試してみてください!

絶対わからなくなるから!笑



授業の後は急いで事務所へ。


SMD全体の会議がありました。


仕事の進捗状況などを報告するのですが、

内容よりも、いつも驚くのが参加者の男女比。

今回は19人中男性が4人だけ。


女性の社会進出が進んでいる、というか女性が当たり前に働いているフランスならではだな、といつも思います。


会議の後は、年末と退職者の送別会を兼ねてカクテルパーティー!


今回の退職者は3名、内2名は当事務所からです。


コーディネーターが長年お世話になってきた直属の上司もやめてしまうので、

これからどうしたらいいんやー!!(涙)

と嘆いていたら、

「大丈夫!今後はディレクターが日本関係の業務は担当してくれるから!」

と爽やかに言われ、ちょっと緊張してきました。笑



送別品として、日本の小物をお渡しし、記念に写真を。




おそるべし欧米人の顔の小ささ・・・!!!!


自分の顔の大きさと、平たさと、そしてテカりっぷりに愕然としました。笑




ちなみに、ケータリングのご飯とともに、シャンパン、ワインも用意され、
午後も会議なの~なんて言いながらもみなさんがんがん飲んでいました。


ここでも驚くのは、ボトルの栓を抜く、注ぐ、配る、それが男性の仕事であるということ!

上司とか部下とか関係なく、男性が全部やってくれます。

手伝おうとしても、

「女の子はやらなくていいよ!」

なんて止められる始末。


ここまでくると、手伝うことで男性の仕事を奪うのは逆に失礼なのかな?
とさえ思います。

男性4人中2人は送別される側だというのに申し訳ない・・・笑

シャンパンを用意する男性陣(送られる側)

送別会のあと、とうとう別れの日、金曜日がやってきました。


上司にお礼と別れの言葉を言おうとしたら、

「デスクの片づけ終わらなかった!(笑)
 だから、また来週くるよ~!」

といつもと変わらない机の前で、いつもと変わらない無邪気な笑顔で言っていました。

来週会えるかわからないので、一応さようならの儀式はしておきましたが。笑


そして、昼食はもう一人の退職者、SMDのお兄さん的存在であるイクメンRの送別ランチ。


最近の話題はもっぱらクリスマスのお話。


クリスマスプレゼントの話になったときに、

「この時期出費多いし、奥さんにはプレゼント買う予定はないな~」

とRが言ってしまったもんだから、さあ大変。


同僚と二人で、

「それはあかん!」「なんか買いなよ!」

R「え~でもお金かかるし。」

「値段じゃなくて、気持ちやから!!」「奥さんのために選んだ、ってことが大事なの!!」
「そういえば最近指輪も外してるじゃん!」「慣れてきて適当になってるんじゃないの!!」

昼からレストランで女2人に責められるイクメン。
食後は半強制的にショッピングモールに連行。笑


「なにがいいかな?」
「アクセサリー?下着?」
「今まで何あげたことある?」
「奥さんこれかわいい、とかなんか言ってなかった??」

(日本では恋人に下着をプレゼント、というのはあまり聞きませんが、
こちらでは王道プレゼントなようです!)


いろいろと提案していたら、

アクセサリー屋のショーウィンドーの前でイクメンが止まった・・・!!!


「・・・このブレスレット、どうかな??」


キタ――(゚∀゚)――!!


テンションのあがる女2人。


「「直観って大事!!」」


その後、イクメンは色や細部の形で悩んでいたので、

「奥さん普段何色の洋服よく着てる??」

「手首細い??」

と店員顔負けの積極性で、アシストする私たち!笑


そんな私たちの意見もほどほどに、
彼はものすごく真剣に奥さんへのプレゼントを選んでおりました。


「2人があまりにも必死だからさ~」

と言っていたけれど、いつ渡そうかな、とウキウキしている一瞬を、
私たちは見逃さなかったよ・・・!!!笑


イクメンは女ばかりの職場で、いつも愚痴を聞いてくれたり、いろいろなことに巻き込まれたりしていました。

最後の日まで、私たちに付き合ってくれて、本当に感謝です。




このブログを書いていると、急に「ばんっ!」と大きな音がしたので、

びっくりして外を見ると、

突然の花火!


なぜ?年度末だから??笑





虫よけネット越しに写真を撮ってみましたが、きれいさはあまり伝わりませんね・・・笑



「サプライズ花火や~♥!!!」

謎の感想とともに、金曜の夜に自宅で1人感動しているアラサーなのでした。


この花火の謎は、月曜日に同僚に聞いてみます。

真相がわかり次第、追ってご報告いたします!笑




2015年12月15日火曜日

フランスの洗礼

ことの始まりは昨日の朝。

「あなたの荷物の到着が予定より1日遅れます。」

と郵便局の国際宅配便からメールが届く。


そして、今朝、駅に向かっていると、

「今日の10時25分から12時25分の間に荷物が届きます。」

とのメールが入り、
なんで急に言うかなー!?仕事やし、変更してもらわんと!

と思って駅に着いたら、
車両トラブルで電車が止まっている・・・

しかもいつもの遅れます!みたいなのではなく、がっつり。


とりあえず、上司に連絡し、

始業時間に間に合わないこと、それから郵便のことを話すと、

「じゃあ今日は自宅勤務でいいよ!重い荷物また取りに行くのも大変だろうし!」

とのこと。


お言葉に甘えて、
自宅で郵便局を待つ。


12時半になってもこない。


・・・まさかっ!!


と1階の郵便受けを確認したところ、
不在票が入っておりました。



やられた!!!!!



腹が立って、すぐに郵便局に電話。笑



「私ずっと家にいたけど、配達の人来ませんでした!
それなのに不在票ってどうゆうこと!?今日家にいるし、再配達して!!!」


まさかのクレーマー化。笑

日本からの荷物を楽しみにしていたので、ここまでの行動に出てしまったんですね。



まあ、もちろん再配達なんてしてくれるわけもなく、
不在票に書いてある場所までとりにいって、と。



それで、不在票を確認したわけです。







読めない・・・・
しかも名前間違ってる・・・・



フランス人のフランス語は独特で、判別が難しいことが多々あります。

かろうじて読めるのは、タバコ屋、広場、champs。


これはSNSの力を借りるしかない!


と、フランス人の友人たちに向けて、SOSを。



「読めない(笑)」

と苦戦する中、救世主が!


おかげで荷物を預かっているタバコ屋さんの住所は判明したわけです。


どうせ家の下まできて、不在票を入れるなら、
そのままエレベーターであがってきてくれたらいいのに、
腹立つわ!!!と久々にイライラしておりました。


フランスでのサイレント不在票は、もはやあるあるネタなのですが、
今回は徒歩圏内のタバコ屋さんだったからよかったものの、
以前は車でなくては行くことのできない、遠く離れた場所に保管されていて大変苦労したことがありました。


そういえば3年前に国内便で送ったワイン(フランスの郵便には、ワイン専用Boxがあります!)も未だ行方不明だな・・・笑


日本の郵便制度、宅配制度は本当に素晴らしいです。

再配達とか、集荷とか、本当に助かります。


遅れない電車と併せて、世界に誇れるものだと思います!





結局、カートを引いてタバコ屋さんまでとりにいったのですが、
IDチェックもなく、不在票を見せたらすんなり渡してくれました。


私が悪い人やったらどうするんやろ・・・
なかなかに適当で驚きます。



こうして、待望の日本からの荷物をゲットしました!!!


実家からのクリスマスプレゼントやら、食べ物やら、お願いしていたものやら、
色々詰まったびっくり箱です!


特にコンビニで売っているようなお菓子。

こちらのスーパーで売っているお菓子は甘いし、多いし、で
あまり好きではないので、たけ○この里のような小さくて美味しいお菓子は嬉しいのです!


早速食べながら、こんな小さいのに造形がちゃんとしている!と感動いたしました。笑



地元・宝塚の名産、炭酸せんべいも入っていました!

缶はぼっこぼこでしたが。笑





結構丈夫な缶なのに、ここまで凹んでしまうとは。

この箱はどんな辛い旅路を・・・





それから、兵庫県は丹波屋さんのちりめん山椒!

フランス人からは目がいっぱいでちょっと抵抗ある・・・と不評なので、
張り切って一人で消費します!


しばらくは美味しく楽しく暮らせそうです。


そして、2月分交通費とかかれた謎のジップロックに入ったカイロ!




越後屋のお饅頭的な感じで、カイロの間にお小遣いとか入ってるかな、と一応見てみましたが、
普通のカイロでした。


そんなに甘くはありません。笑


2月の交通費として、ありがたくいただき、極寒の冬に備えます!




ちょうど、荷物を取りに行って、帰ってきたら、
こちらは雨が降り出しました。


ぎりぎりセーフ!ラッキーです!


なんだか最近、ラッキーラッキー言いすぎて、
ちょっと怖い人みたいになっていますね(笑)



明日はようやく召喚状が届いたので、
移民局での健康診断のためにちょっと遠くまで行かなくてはいけません。


入国後3か月以内、ということなので、ぎりぎりですが、
これでようやく入国手続き完了、となります。


何事もなく、無事に終わればいいのですが・・・笑



2015年12月14日月曜日

第2回日本文化アトリエ、踏んだり蹴ったり。

セーヌ・エ・マルヌ県内の小学校で、第2回日本文化アトリエを実施しました!


今回は、「日本のお友達にクリスマスカードを送ろう!」と題して、
前半ちょろっと日本のクリスマスや神戸のルミナリエの説明、
後半はカード作りを行いました。


「みんなのカードが神戸のお友達まで、届くんだよ!」
「日本のみんなが、カードを開いてびっくりするように、素敵なカードを作ろう!」


とクリスマスカードが学校交流のパートナーである神戸の小学校宛であることを説明し、
テンションを高めていくと、

「わーお!!!!!」
「信じられない!ママや自分のためじゃないカードを作るんだね!!!」
「びっくりさせよう!!!」

なんてCPクラスの5,6歳キッズは大興奮しておりました。



カード作り、といっても、仕掛けのあるような、凝ったものはできません。


なので、クリスマスツリーに色を塗って、画用紙に貼り、
更に色付けしたオーナメントを自由にその上に貼って、
表紙に「Joyeux Noël(メリークリスマス)」と書く、というシンプルなもの。


時間に余裕があれば、お正月や干支の説明もして、
猿の絵が描いてある塗り絵年賀状も作ろうかな、と考えていたのですが、
今回はクリスマスカードだけで時間切れ。


お正月については年明けに持ち越しです。


カード作成の前に、日本のクリスマスについて話をしたのですが、
フランスは教育機関での宗教の話はNGなので、
サンタクロース、ケーキ、ツリー、などあくまでイベントとしてクリスマスを使用しました。


生徒の中にはイスラム教の家庭の子も多く、
家でクリスマスを祝う習慣(パーティーなど)がない、という子もちらほら。

それでもサンタクロースはくるそうです。

サンタクロースの人気は万国共通!


幸いにもCPクラスはまだ小さいので、
サンタなんていない!という子がいなかったことが救いでした(笑)



そんな中でおこなったカード作り。

まだ完成ではないですが、作品をお見せします!





なんてカラフルなんでしょう・・・!!!


日本の子どもたちにツリーの色を塗って、と言えば、
おそらくほとんどの子どもが緑で塗るのではないでしょうか。


それか、緑以外の色で塗った子どもに、
「ツリーは緑だよ!」
と言ってしまう子もいるかもしれません。


しかし、自由なフランス人です。


緑で塗る子もいれば、写真のようにカラフルな色を選ぶ子も。

そして、誰も他の人のやることには興味がありません!笑


オーナメントの色も、星は黄色、りんごは赤、なんて
そんなルールは子どもたちの中には存在していないようです。

みんな好きな色、好きな模様で塗っていました。






子どもたちは真剣そのもの!

会ったことのない、行ったことのない、
日本という遠い国のお友達のために、がんばってカードを作ってくれました。



そして、今日の驚いたこと。

前回の授業から、少し日にちが空いていたので、
復習として、国旗やお箸、富士山の写真をクイズ形式で出題したところ、

「日本の国旗!日の丸!太陽だよ!」

「箸!食べるときに使うんだよね!?」

「このあいだ見た山だ!何だっけ・・・富士!!!」

とバンバン正解を出してくれる子どもたち。


正直、子どもの記憶力を侮っておりました。


これほどまでに子どもたちが日本という国に興味を持ってくれているとは、
授業をしている甲斐がありますね!




さらに、

「何歳?」

「26歳だよ!」

「ええええええ!!!!!ママより年上!!」


というやりとりで傷ついたアラサーの心を見透かしたように、

「れおな、今日も綺麗だね!」

と言ってくれる子がいて、面白いです。


先生方も驚くくらい、なぜか私はちびっこから大人気で、
さようならの挨拶の時には、
私にハグとキス(フランスは挨拶でほっぺにキスをします)をするための列ができます。


まるでディズニーのキャラクターにでもなった気分です。笑


生徒の作業中、私は教室内を巡回するのですが、

「さっきみんなが前にいたから言えなかったけど、僕もれおなのこと綺麗だと思うよ。」


と真面目系控えめ男子が耳打ちしてくれました。


・・・フランス男子すごい!!!!笑



この調子で大人になれば、モテ街道まっしぐら、
愛の国フランスの英才教育を見た気がします。



これだけ子どもたちに褒められて、ちやほやされて、
そろそろ学校のマドンナ(小学校1年生の部)を名乗っていいかな?笑



こんな感じで2クラス、授業をしています。



今日は怒られる子も少なくて、順調だ~

と思っていたら、

2つ目のクラスの中盤で事件が。


急に誰かが教室をノックしたので、

先生が扉を開けてみると、

そこには4年生の男の子が1人。


先生:「どうしたの?」

男児:「担任の先生に怒られて、CPのクラスで授業受けてこいって言われました。(不貞腐れ)」

先生:「はあ~ じゃあ、真ん中の空いてる席に座って。」



こうして、上級生が突然クラスメイトになりました。笑


CPの子どもたちは、慣れているのか、誰も気にせず、
自分たちのクリスマスカードを淡々と作っていました。

よくあることなんですかね?


廊下に立たせたり、教室の隅に座らせたり、

なかなか先生方は厳しい。


日本で同じことをやったら、きっと大問題になるんじゃないかな、なんて思いながら見ています。


怒られた生徒は、泣いたりせずに、素直に従っていますが、
すぐ飽きてしまうようで、だらだらして先生にまた怒られているのもよく見ます。笑


先生って本当に大変だ・・・


そして仕事が終わって、帰り道。


ぼーっとしていたのか、行先の違う電車に乗ってしまい、
慌てて次の駅で降りようとするも、目の前のドアが開かず。

(RERやメトロのドアは手動です。
乗客がボタンを押したり、レバーを引いて開閉します。)


ドア前に立ってボタンを牛耳っていた乗客があたふたしていて、
早く開けてよ!と思っていたら、(というか、降りたい!!って言ってた。)
電車は無情にも出発。


信じられない!とよく見ると、ドアに「故障中」のシールが・・・



これまた信じられない!!!
ドア前であたふたしてた人たち、シール見えなかったの!?


そしてどんどん遠ざかる私の目的地・・・
このままだとパリ行っちゃうよ(涙)


その後何とか次の駅で違うドアから降り、

これで帰れる!!

と正しい電車のホームへ。


電車もちょうど来て、いい感じ!


が。


満員電車すぎて乗れない(涙)


帰宅ラッシュかぶってたんですね。。。


そんな混む時間なのに、自転車もって乗る人もいるし、
キックボード(こちらでは大人がよく乗っています)の人もいるし、
勘弁してよ(涙)



泣きたくなりつつ、無事に次発電車に。



座れた!ラッキー!と思っていたら、膝が何やら冷たい。


今度は何なの(涙)


と膝に載せていた鞄の底を見ると、中に入れていたペットボトルから水漏れ発生。


電子辞書やらUSBやらカメラやら、電子機器も入っていたので、
ものすごい速さで対処。


無事に救出成功!




やっと家につき、電気をつけると、

バチッと電球が切れました。


ほんまに泣きたくなりました。

でも泣きません、アラサーだから。



6歳児からちやほやされて調子に乗った罰でしょうか。
前コーディネーターが電球を置いて行ってくれていたおかげで、
今こうして電気の光の下でブログが更新できているわけです。
(おKむ様ありがとう・・・)



踏んだり蹴ったり、色々ありましたが、
電球のストックがあった、ということで、
プラマイゼロ!今日も良い日でした!

2015年12月12日土曜日

肉食女子の食生活

お肉大好き、肉食女子のわたくし。


焼き肉が食べたい!

しゃぶしゃぶが食べたい!

肉が食べたい!!!

ということで、知恵をしぼってみました。
(文字サイズの変化で私の思いは伝わったかと思います。笑)


しゃぶしゃぶ用の薄切り肉は、パリの日本食材店で購入できますが、
郊外ではまず手に入りません。

肉を薄く切ってくれるようないけてるスーパーもありません。

ということで!

冷蔵庫にあった生ハムで代用。

ごまだれやポン酢は買うと高いので、
お醤油にレモン汁やらガーリックパウダーやら七味やらを混ぜて、
オリジナルポン酢を作成。


なんて安上がりなの!!!

しかも、ちょっと美味しい!!!


なかなかいけていました。
(もちろん本物には負けるけど。)


これに味を占めて、

石狩鍋風にもチャレンジ!


同期からもらった素敵なお出汁を使って、
サーモンとお味噌を入れたら、

これまたそれっぽいものになりました!!


(Oだっち、お出汁美味しかったよ!ありがとう!大事に使うね!!)



嬉々として生ハムしゃぶしゃぶの話を友人にしたところ、
可哀想に思われたのか、
パリにある焼き肉に連れて行ってくれました。笑


韓国系の焼き肉ではなく、
日本の焼肉屋さんです!

「松ちゃん」という名前も焼肉屋っぽい・・・!!


日本の焼肉屋に帰ってきたような、そんな気分でした。

感動のあまり、写真を撮るのを忘れてしまったので、
看板の写真で許してください。笑


焼肉:松ちゃん

日本のビール片手に死ぬほど肉を食べて、
肉食女子は大大大満足です。



普段は朝ごはんにシリアルを食べ、
昼食は同僚とサラダ(結構ボリューミー!)など、
夕食は適当に、という感じなので、

久々のがっつりご飯に、胃がびっくりしていないか心配です。


以前、調子に乗ってKFCを食べたら胃もたれがすごくて、
体の衰えを感じたので、今日は胃薬を飲んで寝ます。笑



全身から焼肉の香りを漂わせながら、
ほろ酔いで家に帰ってきてびっくり。


寮の入り口のドアに、
テロリストに襲われたら!という注意の紙が貼ってありました。






これを貼る前に、ドアの鍵を直したほうがいいと思います。


寮の玄関のドアは二重なのですが、
鍵が壊れていて、誰でもはいれるというガバガバなセキュリティ。


一応玄関の横に、事務所があるので、
なんかあったらそこで対処してくれるのでしょう・・・



自分の部屋のドアの鍵はちゃんと機能しているので、
施錠はしっかりしています。


急いでいる朝に限って、鍵がうまくまわらなくて、
イライラする!!!と言っていますが、
落ち着いてやればきちんと閉まります。笑


後半、食生活関係なくなりましたが、
こんな感じで元気にやっております。


前回のフランス語の表現について、なかなか好評だったので、
今回もひとつお伝えします。


お菓子のタルト(une tarte)は、
平手打ちという意味があるそうです。笑

2015年12月10日木曜日

エンドウ豆のピューレ

ぐんぐんと気温も下がり、
秋を感じる間もなく、あっという間に冬になってしまいました。


朝晩は霧に包まれるこの町で、
相変わらず一人探検ごっこ気分でうきうきしております。


マイカー通勤の同僚たちは、
うんざりしているようですが。


霧の話をフランス人の友人にしていたら、
「purée de pois(エンドウ豆のピューレ)」

というので、

何言ってんだろこの人、ロマンチスト気取り?

なんてぷぷっと笑っていたら、どうやらフランス語の表現で、濃霧のことを表すそうです。

英語でも同じ表現があるそうで、
何言ってんだ、は私でしたね。失礼いたしました。笑


でも、私の知ってるエンドウ豆のピューレやスープはこんなんじゃないもん!!


そもそもエンドウ豆のピューレというものを食べたことがあるのか、
いまいち記憶にありませんが。笑



エンドウ豆だけでなく、フランス語には面白い表現があります。


「Avoir le coup de foudre」

直訳:雷の一撃を受ける

ですが意味としては、ひとめぼれ。

びびびときた、ってやつですかね。
雷に打たれるほどの衝撃が走るのでしょうか。
さすがアムールの国・フランス!


「Appuyer sur le champignon」

直訳:キノコを押す。


みなさんの頭上にクエスチョンマークが飛んでいる光景が目に浮かびます。笑


意味はアクセルを踏むとか、加速するという意味だそう。


私の知ってるアクセルはキノコの形じゃないけどな・・・笑



「Faire les yeux de biche」

直訳:雌鹿の目つきをする


悩まし気な目つきだそうです。笑

ふさふさのまつ毛で悩まし気な、甘い視線を送る感じ?

切れ長の目のことも、雌鹿の目、というそうだし、
フランス語だと雌鹿というのは色気のある動物みたいです。


日本語でも、カモシカのような足!と細い足のことをいいますよね。




「Il n'y a pas de lézard」

直訳:トカゲがいない


意味は、何の問題もない。



こんなこと突然言われたら、
だからなんやねん!と突っ込んでしまいそう。笑


「La mayonnaise prend」

直訳:マヨネーズができた



だからなんやねん!(2回目)が聞こえてきそうですが、
意味は、事態が好転する。


きっとサラダ用意したのに、ドレッシングや塩胡椒がなくて困っていたんでしょうね・・・


マヨネーズできた!という喜びが伝わってきます。
事態はちゃんと好転しましたね。




「Jeter l'éponge」

直訳:スポンジを投げる


諦める、放棄する、です。

日本語の匙を投げる、ですね。

フランス人は匙ではなく、スポンジを投げるらしい。
柔らかそうやし、安全でいいんじゃないでしょうか(笑)



「C'est chouette」

直訳:フクロウだ。



フクロウだ。と言われましても・・・という感じですが、

意味は、いいね!とか、素敵!


フクロウのことを素敵!!!!と思ったのは、
小学生のころ、ハリーポッターが流行った時だけですが、
この言葉が口癖の友人がいるので、本当によく耳にします。

みなさんも、素晴らしいと思った時には、フクロウだ!!と言ってみてはいかがでしょう。笑




今日はフランス語の表現をお伝えしました~

2015年12月7日月曜日

選挙とクリスマスとニューひょうご・ごこく

この週末のフランスの出来事といえば、
地域圏議会選挙で極右政党の国民戦線(FN)が大きく支持を伸ばした、ということでしょうか。
テロ事件を受けて、移民規制や治安強化を掲げるFNが支持されたのでは、との見解がなされています。
今回の第1回目の投票で、
首位は前述のとおりFN。
次いでサルコジ前大統領の中道右派、共和党。
そしてオランド大統領の中道左派、社会党となっています。
最終的な結果がわかるのは、13日。第2回目の投票の後。

FNの議席獲得を阻止すべく、共和党、社会党ともに色々な戦略を練っているようです。
社会党は、FNからの議長選出を阻止するため、一部立候補を辞退、共和党候補に加勢。
対して共和党は特に立候補の辞退などはせず、真っ向から戦っていく姿勢なようです。

政治の話は日常会話にはあまり向きません。
が。フランス人は、政治家をネタにするのが大好きです。

例えば、サルコジ前大統領は、その私生活をよくネタにされておりました。
面白おかしく報道され、ネタが豊富でメディア的におもしろい!と。笑

対照的なのはオランド現大統領。
サルコジさんと比べると、よくもわるくも普通だそうで。
名前のフランソワにかけて、フランビー(フランス版プッチンプリン)なんて呼ばれたり、
不倫騒動が出たときには、ここぞとばかりに面白がって、
バイクで若い女優と相乗りするオランドさんのアプリゲームが出ていました。

フランス人は風刺やゴシップが大好きです。笑


ちょうどフランビーが我が家の冷蔵庫にあったので、写真を。


パッケージには、一言クイズが書いてあります。
「スペインのコーヒーはなんというでしょう?」


答えは、カフェ・オレ!
フランス語のカフェ・オ・レのオ・レの部分と、
スペイン語の掛け声″オーレ″がかかっております。
ダジャレですね。笑


フランス全土が選挙で揺れている中、
私は出張や会議と忙しくしております。

今日はパリ事務所でランデブーでした。

日本語では、ランデブーというとデート的なものを想像しますが、フランス語では面談とか面接とか、約束、予約の意味でも使います。

このあと歯医者さんでランデブーがあるの!
といわれても、歯医者さんでデートではありません。歯医者さんの予約です。笑

和製フランス語?も多いですが、
フランスでも、ふとしたときに日本語を聞くことがあります。

先日、カケモノ!カケモノ!と同僚が言うので、なんのことかと思ったら、
会社のロゴ入り幕のことを、kakémonoと呼んでいて、
びっくりしてしまいました。

掛け物、ですね。
そのまま!笑


話を戻して、パリは、相変わらずパリでした。
パリ事務所前の公園

観光客が少ないかな?
という印象ですが、それでもたくさんの人がいます。

百貨店ギャラリーラファイエットの近くを通りましたが、
こちらはびっくりするくらいたくさんの人!

クリスマスのセールがはじまっているんですかね?
疎いのでよくわかりません。笑


そろそろショーウィンドウがクリスマス仕様になっているかな~とみてみると、なんだかスターウォーズでした。




今年のテーマは「銀河のクリスマス」だそうで、
SFチックなショーウィンドウになっていました。


ロボットのレオン君とその家族の冒険だそうです。


そして、パリ事務所では、兵庫県の広報季刊誌「ニューひょうご ごこく」をいただきました!



帰りのRERの車内で読んでいたら、
「その表紙、綺麗ね!京都でしょ!?」
と聞かれましたが、残念!これは篠山のまけきらいのお稲荷さんです!

兵庫県にあるから行ってみてね~なんてちゃっかり宣伝しながら、
本日の業務は終了!

明日は久々に事務所に出勤するので、溜まったメールを見るのが恐ろしいです・・・笑

2015年12月2日水曜日

抜き打ち検査と冬の訪れ

早いものでもう12月。

あっという間に1年が過ぎていきます。

中身はまだまだ若者気分なのに、
冬の乾燥に勝てず、お肌も体もだんだん歳を重ねていることを実感。笑

特に乾燥しているヨーロッパなので、
お風呂上りにはこれでもか!というくらいオイルやクリームを塗りこんでいます。


化粧落としも、
日本の様なオイルクレンジングはあまりなく、
こちらはふき取りが基本です。

水が肌にあまりよくないのと、乾燥が理由だそうですが、
ふき取っただけではどうも気持ちが悪く、
水で洗いたくなってしまいますが、
水でメイク落とし→洗顔をすると、みるみるうちに顔の水分がなくなり、
このまま顔面がひび割れていくのではないかと思うほど乾燥するので、
郷に入っては郷に従え、で入念に拭き取りで我慢しております。


美容問題だけでなく、なにやら色々な問題が発生しております。


1.寮のエレベーターが先週からずっと故障中。

行きも帰りも、元気に階段をつかっておりますが、タイマー式の電気なので、途中で真っ暗になることもしばしば。次のボタンまで全速力で移動しています。

昨日は残念ながらボタンまで間に合わず、真っ暗な中を、ものすごくゆっくり慎重に移動していたら、前から登ってきた人にぎょっとされ、携帯電話のライトで足元を照らしていただくという迷惑行為発動。(自分も携帯持っているのに。笑)


2.シャワーのお湯が出ない

でない、というか、水の力が先週に比べて格段に下がっています。
部屋のタンクにたまっているお湯を使うので、使いすぎると出なくなる、というのは聞きましたが、
そんなに使ってない。シャワーのために、食器洗いも水でやっているというのに・・・!!!

寒い寒いバスルームで、
湧き水のような、ちょろちょろでるお湯を使ってシャワーを浴びております。



3.電車が遅れすぎ

これはもう慣れましたが、時間通りにはきません。
きても、途中で止まったり、何かしらのトラブルが起こります。



ちょっとしたことの積み重ねですが、
順風満帆とはいかないのが、これもまた外国での生活の醍醐味ですかね・・・笑


いつものように、仕事が終わって、家路を急いでいると、

〝電車が遅れています″の表示。

いつものこといつものこと!

とおおらかな気持ちで、改札を通り、
階段をリズミカルに降りていると、
何やら下で待っている人が。


・・何事!?


階段を下りてみると、
抜き打ちのバリデ検査。

切符を買ってちゃんと改札を通ったか、
きちんと定期券にお金をチャージして改札を通ったか、

キセル包囲網が敷かれていました。

わー!いっつもこんなことないのに!

と思っていたら、

踵を返してそそくさと階段を上っていくお姉さんが。


「マドモワゼル、待ちなさい!!」

検査をしていた鉄道会社の人に怒られ、


「知らないわよ!!!!」

とお姉さんは開口一番キレていました。


私はもちろんマイナビゴ(定期券)に毎月チャージしているので、
どや顔で検問をパス。


その後、ホームで様子を見ていると、だいたいですが、7人に1人が止められていました。


これはチェックし甲斐がありますね。


キセル事情は何度か触れていますが、
ここまでくると、本当に罪悪感なくキセルしているように感じます。


後ろにくっついて一緒に入場タイプ、
出口から入っちゃうタイプ、
改札ジャンプタイプ、
ジャンプどころか、改札の上を歩いて渡るタイプ・・・色々。

捕まった時は、みなさん大人しく罰金を払う、というわけでもなく、
何かしら主張しています。

文句というか、自分の意見を強めの口調でアピールしていますが、
ダメなもんはダメでしょう。笑


キセル包囲網

定期券。自分で名前を書いて、写真を貼ります。

12月ということで、年末調整?
急に真剣な(笑)キセルの取り締まりが行われていて驚きました。
クリスマス前ということで浮かれている人が多いんですかねぇ。笑


浮かれているのはキセル犯だけではありません。


私も12月で浮かれている1人なのです!

じゃーん!!

今年のアドベントカレンダーです!!!


元ひょうご海外研修員のマウリ君家でもらいました!!!笑
「夏の思い出」参照)


12月1日からクリスマスまで、毎日その日の日付が書いてある扉を開けて、
中に入っているチョコレートを食べていきます。

チョコレートもいろんな形があって、一気に全部開けたくなりますが、
毎晩仕事から帰ってのお楽しみ。


アドベントは日本語だと待降節。
イエスキリストの降誕を待つ期節です。

私自身、カトリック系の学校に通っていたので、
この時期になると、色々と思い出して懐かしい気持ちになるのも浮かれている原因かも。


フランスのスーパーでは11月からこのアドベントカレンダーの特設売り場が作られ、
多様な種類のチョコレートと一緒に販売されています。


キャラクターのもの、有名ブランドのもの、
思わず私も色々な種類を買ってしまいそうになります。


子どもがたくさんいるお家は、
それぞれにひとつアドベントカレンダー、という感じ。

スーパーでは子供や孫の数だけたくさんのアドベントカレンダーを抱えた人も見かけます。


さらに、色々なお店でクリスマスっぽいものの販売も始まりました。


これは日本でもおなじみ、Paulというパン屋さんの菓子パン。


雪だるま・・・?


顔なんだか模様なんだか、よくわからない感じですが、
美味しかったです。笑


2015年11月29日日曜日

パリ活動


快晴の土曜日!

エッフェル塔の近くのギャラリーで開催されている日本雑貨市~中部地方編~にいってきました!

エッフェル塔はいつも美しい!

もみじ饅頭大好きな友人へのプレゼントに、ミニチュアもみじ饅頭マグネットを購入。

中部地方じゃないけど、かわいいからいいのです。笑


折り鶴のピアスや食器など、可愛いものが多くて、きゅんきゅんしてしまいました。

最近は和食器や和テイストのものの美しさに魅力を感じるようになってきて、
大人になったのかな、なんて思います。


そのあとは、チュイルリー公園、コンコルド広場、シャンゼリゼと、パリ観光ルートをお散歩。

チュイルリー公園

コンコルド広場のオベリスク。エジプト好きにはたまりません。

マルシェドノエル(クリスマスマーケット) 
夜はイルミネーションがきれいなのですが、
今回は昼間のお散歩でした。


銃をもった警察がたくさんいて、ぎょっとしましたが、パリはいつものパリでした。
(アジア系の観光客は著しく少なかったですが。)

フランスでは、COP21の開催にあわせて、日曜と月曜は公共交通機関が無料になるそうです。
会社によっては休みになるところもあるらしいのですが、私はもちろん仕事です。
電車のダイヤの乱れが予想されるので、お出かけになる方は、時間に余裕をもって移動してくださいね!


パリ観光地お散歩のあとは、小学校からの友人と、salon du vin(サロン・ドゥ・ヴァン)へ!ワイン展示会、ですかね。


イベントスペースにずらーっと並ぶワインのブースを巡り、入場時にもらったマイグラスでテイスティング、気に入ったものがあれば購入できます。

ドメーヌ(ワイン生産者)の方と、直接話をしながら、
ワインを選べるのも魅力です!


アルザス、シャンパーニュ、ロワール、ボルドー、ブルゴーニュ、ジュラ、ローヌ、ラングドックなどなど、赤白ロゼ泡、なんでもありのお祭りです!!ワイン好きにはたまりません!

今年もフランス各地から、おいしいワインが勢ぞろいしておりました。

女2人、一体何杯のワインを試飲したでしょうか...(笑)

テイスティングは、フランス語でdégustation(デギュスタシオン)といいますが、
試飲のワインは全部飲み干さなくてもOK。

あんまり好きじゃないなーとおもったり、酔っぱらっちゃう!とおもったら、下に置かれたバケツに流していきます。

はじめは、目の前の生産者の方に申し訳ないな・・・と思うのですが、
周りのフランス人も、好きじゃない、フルーティーすぎる、なんて言いながらジャージャー流していくので、私も自分の感性に従って行動していました。

参加者の中には、大きなカートを持参して(会場でカートの販売もしています)、
箱買いしてる人もいましたが、私たちは電車なので控えめに。笑

ラングドック=ルシヨン地域のミュスカが美味しかったので、
お気に入りの1本として買って帰りました。

ラングドックは赤のイメージが強かったのですが、
試飲をすることで、新たな扉も開けるし、
やっぱり自分の舌で味わって選べるので、
失敗も少なくていいですね!

平日にワイン1本1人で空けるのは、なかなか至難の業なので、
来週末のお楽しみにします。笑

今回同行した友人と、初めてであったのは小学生。
そこから20年が経ち、パリでワインを飲むようになるとは。感慨深いですね。

海外で頑張っている同世代の友人と会うことで、
自分自身も触発されるし、
フランス語漬けの毎日の中で、日本語で思うように話ができる、というのは本当に助かります。

仕事とプライベートと、バランスを取って息抜きをしながら、
今後も頑張って働こうと思います。

充実した週末でした。
日曜は自宅でゆっくり過ごしながら、体力を温存します!

2015年11月28日土曜日

夏の思い出

金曜日は、友人宅にご飯を食べに行ってきました。


友人、というか、元ひょうご海外研修員のマウリ君です。笑


お母さまが海外の寮で一人寂しくご飯を食べているであろう私のことを心配し、
晩御飯に招待してくださいました。

マウリ君は大家族なので、賑やかな、とても楽しい食卓でした。

色々な話、ここでもやっぱり映画の話をして、
夕食後には、マウリ君が兵庫県で研修していた時の写真鑑賞会。


今年の夏はひょうご海外研修員たちと、
色々なところへ行ったなあ~なんて、思い出して懐かしくなりました。



その一部を、みなさまにご紹介します!
兵庫県の素晴らしい魅力が伝わることを願います!


まず、兵庫県の北部、日本海側、但馬地方!
兵庫県国際交流協会の事業に参加し、新温泉町で福島の子どもたちとキャンプをしました!

子どもたちに将棋を教えてもらう研修員。



今回はCIR(兵庫県国際交流員)と兵庫海外研修員が同行し、
各国プレゼンテーションや、世界の遊び、JICA関西企画の世界の民族衣装着用体験もありました。
子どもたちと韓国のゲームをする研修員。

翌日は、兵庫の魅力再発見スタディツアーとして、
浜坂漁港や但馬三尾地区(御火浦)を訪れ、
魚市場のセリの見学や、
地元のおかあさんたちに村おこしについてのインタビューをしたり、
船に乗ってジオパークの美しく壮大な自然を海上から見たり・・・

地元の方々との交流も深めながら、
研修員だけではなく、兵庫県民の私にとっても、兵庫の魅力を再確認できる素晴らしいツアーとなりました。

三尾のおかあさんたちの手料理にこの笑顔。はじめてのカメノテにも挑戦しました。

海上から見るジオパークの洞門!この海の青さをご覧ください!!


そして、次に訪れたのは、播磨地方、佐用町!

午前中は2009年に佐用町を襲った水害についてと復興についての講演を受けました。

英語通訳付きの講演で、ひょうご海外研修員も、JICA研修員もしっかりと勉強しました。


昼食の後は、昔ながらの景色が残るエリアを散策し、
普段は神戸で生活していた研修員たちに、
日本の自然を満喫してもらいました。

私も、このように自然豊かな環境に行くことが多くはないので、
美味しい空気と、美しい緑に癒されて、
猛暑を忘れて、のんびり過ごしました。


昔ながらの駅と、緑。

美しい棚田の風景。


散策のあとは、いよいよメインイベント、七夕行列です!

佐用町には、平安時代の2大陰陽師、安倍晴明と蘆屋道満の塚があり、
「陰陽師の里」として地域活性化のために毎年七夕行列が行われています。


参加者は、陰陽師や巫女の格好をして2つの塚の間を練り歩きます。
そして最後には、塚の前で護摩焚き。

この日は猛暑だったので、汗だくになりながら、山道を歩きました。


研修員の陰陽師姿、きまっています!


そしてラストは、研修員や同行者の希望により、帰り道の途中で佐用町名物のひまわり畑へ!


猛暑のため、ひまわりは下を向いて元気をなくしていましたが、
見たこともない数のひまわりに、みんな大興奮していました。

ひまわりも猛暑でまいっていたようです・・・




それから、丹波篠山地方!


篠山では篠山城跡などを巡ったり、
武家屋敷跡を散策したり、
地域のお祭りにお手伝いとして参加、コマや竹馬など昔の日本の遊びを体験、指導しました。


研修員はなかなか筋が良くて、最後まで竹馬に乗れない、コマを回せないのは私だけでした。笑

大学生にコマ回しのコツを伝授してもらいました。

研修員、竹馬に挑戦中!

ちなみに、篠山の大正ロマン館で食べられる、
黒豆ソフトクリームはものすごく美味しいです。
個人的におすすめな兵庫グルメ!


丹波では、陶芸美術館へ行ったり、窯元さんのところで陶芸をしたり、
文化に触れた1日でした。

陶芸はその人の性格が表れるようで、研修員二人は繊細で実用的なモノを慎重に作っていました。

クリスティアン研修員
マウリ研修員


一方私はというと、ろくろが回ってから気の向くままに形成し、ダイナミックな謎の大皿をスピーディに作りあげました。笑

研修員たちは、そんな私の姿を見て、
「暴力的・・・!!!!笑」
「ゆっくり、ゆっくり!丁寧に、丁寧に!」
と言っていましたが、芸術は爆発だからいいのです。笑

どれが私の作品か、一目瞭然ですね・・・笑


数週間後、窯元さんが焼き上げてくださった焼き物を受け取り、
研修員も、私も、素晴らしい仕上がりに感激しました!


研修員は自分たちの作品を厳重に包装して、
嬉しそうにしっかりとフランスへ持って帰っていました。


篠山では、古民家に宿泊しました!

オリジナルルールで将棋をさす研修員(笑)


フランスからのひょうご海外研修員は、3か月間の兵庫県滞在でしたが、
企業研修、日本語講座、スタディツアーなど、
色々なことに挑戦し、楽しんで兵庫県の魅力を知ることができたようです。

「兵庫県は、5つの地方それぞれに特色があり、
地元の人たちはそれぞれが違った生活をしていて、とても興味深かった。」


「兵庫県は山も海もあって、自然豊かなのに、インターナショナルで近代的な部分もあるから、
とてもおもしろかったし、住みやすかった。」

とそれぞれが感想を述べてくれ、
研修員だけではなく、私自身もとても印象的な夏の思い出になりました。


関係者のみなさま、この場を借りてもう一度。
本当に本当にありがとうございました!!!


研修員も言っていたように、兵庫県の5つの地方には、
それぞれの見どころも、美味しいものもたっっっくさんあります!

兵庫県に住んでいる人も、そうでない人も、
ぜひ足を運んで、マイフェイバリット兵庫県を見つけてみてはいかがでしょうか?:)