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2015年10月26日月曜日

(私的)大事件発生!!

「お給料振り込まれているか確認してねー!」

と言われ、わくわくしながらお昼休みに銀行口座をみてびっくり。

口座残金がいつの間にかマイナスに・・・!!

質素倹約、無駄遣いなんてしていないのに!!!ギリギリでいつも生きているのに!!!

と動揺しながらよく見ると、先週のところに覚えのない引き落としが。

どうやらディズニーランドのバカンスパスと、洋服をネットショッピングされた方がいらっしゃるようです。


こちらにきてから、あまりカードで買い物をしていなかったし、カードも紛失せずに持っている。

もちろん、財布を置いて席を離れたり、かばんの口をあけていたり、ということはない。
(ビビリなので、この辺は自信があります。笑)

大ショックです。

冬の始まりにぴったりですね、
銀行口座の"凍結"。


・・・全然うまくない(涙)


とりあえずすぐに銀行に電話をし、カードをとめ(といっても口座の残金がマイナスになるまで使いこまれたので、もう残ってませんが笑)、新しいカードの請求と、返金をお願いしました。


あまりにも悔しいので、ディズニーのサイトで購入されたチケットの確認をすると、子どもを含む家族4人分。(あらゆるパターンで同僚と計算しました。笑)

ついでにネットショッピングされたサイトをみてみると、子ども服のサイト。

アラサー独女へのあてつけかと思うチョイス(笑)

銀行の人に、「本当に使った覚えない?」と聞かれ、

「使ってません!独身だし!子どもいないし!友達もいないのでディズニーランドもいきません!!」

と声を大にして言っていたら、
隣にいた同僚が爆笑していました。


ネットショッピングをするときには、カードの番号と、裏に記載されているセキュリティ番号が必要なはず。

基本的にカードで支払うときには、カードは預けないし、一体いつ・・・

お店で買い物をしたときにスキミングされた・・・!?

店員が悪だった・・・!?

それとも前にネットショッピングした履歴が流出・・・!?

もしかして誰かがカード抜いて番号控えてまた戻した・・・!?

いやがらせ・・・・!?

こうなると疑心暗鬼モードに入ってきます。笑

スキミングが流行っている、というのは聞いたことがありましたが、変な自動販売機も使っていないし、店舗でしか買い物していません。

支払い時、後ろにいた人がカードの裏表を見ていた説、というのもあります。
カードを裏表ひっくり返しながら持つことなんてないやろ・・・と思うけれど、
絶対ないとはいえないのが痛いところ。


とにかく1日も早く返金されることをねがっています。。

しかし、ここはフランス。

いつ新しいカードが届き、いつ返金されるか聞くと、

結構時間かかるよ(笑)とのこと。

ノーーーン!!!!!
セパ ポッシーーーブル!!!!!
(意訳:ないわーーー!!!!ありえへーーーん!)

と叫んでいたら、
同僚が、「お金に困ったら言ってね。。。おろしてきてあげるから。。。」
と同情の眼差しで話しかけてくれました。


ありがとう、同僚のSさん。
まるで私、某ドラマの家なき子みたい・・・笑


全く笑い事ではないのですが、
カード社会の怖さを思い知りました。


みなさまもお気をつけください。

まだフランスにきて1ヶ月も経っていないのに起こった私的大事件でした。

ついてないなあ。

2015年10月25日日曜日

冬時間開始と、ヨーロッパ写真美術館

フランスは、今日から冬時間がはじまりました!

今日から3月まで、
日本との時差は8時間です。

毎回時間を変えるのを忘れそうになるけれど、
携帯電話など、デジタルなものは勝手に変更してくれるので助かります。


そんな冬時間初日の週末。

少し足を延ばしてパリへ遊びに行ってきました。

電車で40分ほど。
日本にいたときの通勤時間より短いです。笑


今回足を運んだのは、4区マレ地区にある、
Maison Européenne de la Photographie(ヨーロッパ写真美術館)!!


MEP-Paris-The front side rue de Fourcy


お目当ては、「MANIFESTE(宣言)」と題された、ランバン展。
メゾンのアーティスティック・ディレクター、アルベールエルバスが指揮をとり、
写真だけでなく映像、未完成のドレスなど、ランバンの魅力を詰め込んだ展示会でした。




















この美術館は、地下を含めた5階建ての各フロアで、世界各国の注目を浴びる写真家の企画展が催されていています。

ランバン展も素敵でしたが、個人的には「Tumultueuse Amérique(波乱に満ちたアメリカ)」という1960年から1990年代にかけて、激動の時代のアメリカを写した写真展がぐっときました。






































ヨーロッパ写真美術館は、水曜~日曜日、10時から20時まで開館しています。

日曜日、ことごとくお店が閉まってしまうフランスなので、
日曜日は美術館巡り、なんていうのもいいですよね。

学生証があると、美術館など、特別料金で安く入場できるのも魅力。


本格的な冬になる前に、たくさん出かけておきたいと思います。笑

2015年10月24日土曜日

兵庫県パリ事務所へ

先日、兵庫県パリ事務所を訪れてきました!

あまり知られていませんが、実は兵庫県には、5つの海外事務所があります。
ワシントン州西オーストラリア州ブラジル香港、そしてパリです。
(それぞれの都市名から、ホームページに移動することができます。)


それぞれ見ている時間がない!と言う方は、
兵庫県国際交流協会のホームページでまとめて紹介してありますので、
クリックしてどうぞご覧くださいね。


海外事務所は兵庫県と海外の交流を促進する要です!
交流と一口に言っても、経済、文化、教育、人物...と実に幅広く、その活動は多岐にわたっています。

今回は、その一つ、パリ事務所にお邪魔してきました。

パリ事務所の看板

兵庫県パリ事務所はこの建物の奥にあります

基本的に、コーディネーターはセーヌ・エ・マルヌ県経済振興公社のインターン生という扱いなので、パリ事務所で勤務することはないのですが、イベントのお手伝いや業務内容によっては、パリ事務所と連携して仕事を進めていきます。


パリ事務所のあるパリ・オペラ地区は、日本食レストランや日本食材店がある地区なので、
在パリ(とその周辺)の日本人は、日本食材を求めて、このあたりによく出没します。


B○○K・○FF(伏せ字になってないけれど(笑)もあり、日本の本も買うことができますが、
近々閉店するという噂なので、早めに行かなければなりません!


パリのオペラ座。メトロの駅を出ると、すぐ目の前にあります。

事務所訪問ということで、久々にジャケット着用、スーツに袖を通しましたが、いつも比較的ラフな格好でいるので、シャキッとした気分になりました。


SMDで勤務するときは、会議やイベントなどがある時以外、服装はほぼ自由。
寒いし、動きやすいし、ということで専らデニム通勤です。


会社だけでなく、服装で日本と決定的に違うのは、女性の胸元がざっくり空いている、ということでしょうか。
その代わりに、足元の露出は少ないです。
フランス人女性は下着が見えていても、特に気にしていない様子。
日本人の私は、そんな姿にいつもドキドキハラハラしております。笑

また、極寒の冬でも、室内は驚くほど暖かく、
ダウンコートの下は半袖、タンクトップなんていう強者も時々見かけます。


見ているだけで寒そう・・・
と思うのですが、欧米の方は体温が高いから平気、ということになっているようです。

それでも寒いもんは寒いやろ、と突っ込みたくなりますが。笑


そんな彼らなので、日本のように衣替え、という概念もあまりないようです。

暑いときは薄着になり、寒いときは上に着込む。
涼しい時はストールを巻く。

みなさん本当に上手にストールを巻いています。
結び方のレパートリーは多様で、
電車内など、思わず研究してしまいます。


ストールがなくても、コートのフードをかぶっていたり、帽子をかぶっていたり、
防寒対策は様々です。


私も真似をしてコートのフードをかぶってみたりもしたのですが、
ただでさえ聞き取るのが大変なフランス語が、ほぼ聞こえなくなるので早々に止めました。笑


毎日日本との違いをたくさん発見し、書きたいことが多すぎるフランス生活です。


以前、電車の改札をキセルする人の話をちらっとしましたが、
事務所から戻る途中、オペラの駅ですごい人に遭遇しました。


急に若くて綺麗なパリジェンヌが話しかけてきたと思うと、
「ねえ、あなたのナビゴで一緒に改札入っていい?」
と堂々と言うではありませんか・・・!!!

あかんにきまってる!!!!

と無視をして、ものすごい速さで改札を通ったので、
彼女は別の人の後ろにぴったりとくっついて入場しておりました。


パリの改札機は、先日私が挟まれたアクリルの板が設置されるまで、(いまでも駅によっては回転式のバーだけのところもあります)キセルをしたい人は、バーの上をぴょん飛び越えて入場していたそうです。

けれど、アクリル板や扉が設置されてからは、話しかけてきたパリジェンヌのように、
ICカードで入る人の後ろにぴたっとくっついて入る方式が主流らしい。

一応、見つかったら罰金ということになっているし、
見張りもいるのに、結構な割合でキセルしている人をみかけます。
そして捕まっている人もよく見ます。

見つかって何十ユーロも払うより、最初から1.80ユーロの切符を買ったほうがいいんじゃ・・・
といつも思います。


さらに、日本人観光客が果敢にもキセルをして捕まったのに、
かわいいね、とナンパされただけで放免になった、という話も聞いたことがあります。

結構適当なんですね。笑


このよくも悪くも適当な国民性に、腹が立つこともありますが、
基本的には適当で個人主義、でも熱いところは熱い、というのが気に入っております。


ヨーロッパには、移民も多く、様々な人が暮らしているので、
この国の人はこんな人、とひとくくりにするのはナンセンスかとは思うけれど。


フランス人の友人から聞いた話で、

「フランスの家庭料理、おふくろの味はなに?」

と子供に聞くと、

「クスクス!」

という答えが返ってきた、というのがあります。


クスクス、というのは、北アフリカや中東で食べられている、小麦を練った粒状の食べ物です。
もちろんフランス発祥のものではありません。


普通のスーパーでインスタントのクスクスも売られているほど、一般的ではありますが、
この回答に、ヨーロッパの今を見た気がしますよね。



かくいう私も、フランスで好きな食べ物は?と聞かれて、
「冷凍食品の丸いボール状になっているポテト!と、マグナム!(フランスで一般的なアイスクリーム)」
と答えたことがあるので、何とも言えませんが。笑


日本人が毎日お寿司や天ぷらを食べていないように、
フランス人も毎日ウサギやカエルを食べているわけではありません。

パスタも食べるし、ハンバーガーも食べます。
でもチーズとバゲットはよく食べています。

特にバゲットは、フランスパン、と呼ばれるだけあるな、という感じ。

購入したときは、持つところを紙でさっと包むだけ。
パンの端が飛び出ています。

そのバゲットを手にもって、歩きながら食べる、電車で食べる、
よくみる光景です。

小雨が降っていても、雨ざらしのバゲットを持ち歩いている人を見かけます。


日本でおにぎりを手にもって歩き、時々齧る、というのはあまり想像できませんよね。笑


私も時々買ったバゲットを手にもって歩いているのですが、
ヨーロッパの人に比べると身長が低いため、
はじめてのおつかいの様な見た目になってしまい、残念でなりません。


今回は前半ちょっと業務の話、後半長々フランス徒然草でした。笑

土日しっかりと休んで、また月曜からは忙しい1週間、頑張ります。

2015年10月18日日曜日

極寒のフランスより。

まだ10月だというのに、極寒のフランスです。
朝の気温は3度から5度、吐く息は真っ白。

ほぼ会う人全員と、「寒すぎる!!」
「このままじゃ冬越えられない!!」
と話すのが今週の定番でした。

「いっつもこんなもんだよ~(笑)」
という意見と、
「今年は例外!おかしい!」
という意見があり、
どっちやねん!と思いながらも、それぞれにあった対応をしております。笑


さて。寒さが深まると、近づいてくるのは、クリスマスですね。

街のショーウィンドウも、クリスマスモードになってきました。

以前はもう少し時期が遅かったような気もしますが、クリスマス商戦開始は年々はやまっているのでしょうか?(ハロウィンはこちらではあまり関係なさそうです。)

急にお店のショーウィンドウがクリスマス仕様になったので、ショッピングモールで前を歩いていたお子さまが、

「・・・ノエール!!!(クリスマス!!!)」

と思わず大声で叫んで、お母さんに叱られていました。笑

冬のイベントにドキドキするのもいいですが、フランスではその前に秋休みがあります。

11月1日のtoussaint(トゥサン)という、諸聖人の日にあわせたもので、学校などは2週間ほど休みになります。

トゥサンは、全ての聖人と殉教者を記念する日、日本でいうお盆やお彼岸でしょうか。

この日には、お墓参りに行く人も多く、菊の花を持っていくのが主流です。(なぜ菊なのかフランス人に聞くと、菊の花は寒くても凍らないから、といっていましたが、本当でしょうか・・・(笑)

お供えの花は、花束だけでなく鉢植えなんかもあり、日本とは少し違う雰囲気。

お墓を掃除するわけでも、手を合わせるわけでもなく、だいたいが花だけ置いて帰ってくるそうです。飲食物も置かないらしく、日本のお墓参りのスタイルを説明すると、驚かれます。

さらに、

「お彼岸の時にはおはぎというものを食べるの!お米を小豆やきな粉、青のりで包んだスイーツだよ!」

と説明すると、

「それはスイーツなの?甘いの?美味しいの?」
と、嫌悪感満載で答えてくれます。笑

青のりのおはぎに関しては、どうやら関西だけみたいですね。

以前関東の友人に話をしたことがあるのですが、

「たこ焼お好み焼きだけじゃなくておはぎにも青のりかけるの?普通ゴマでしょ。笑」

と言われたことがありました。
カルチャーショックです。笑


対フランス人における、おはぎと同じような例で、おかき。

フランスではおやつ=甘いもの。という概念のもとで生活しているので、甘くないおやつというものに違和感があるようです。

おかきについて説明をしたら、
「でもそれはお菓子じゃないよ!」

と、フランス人お得意の、「でも~」で返されてしまいました。笑

ちょうど職場のキッチンでこの話をしており、そこにおかきの実物があったので、とりあえず食べてみて、と勧めたところ、

「うーん、美味しいけど、おかしじゃないわね。チョコレートとかがほしい。笑」

と、おかきを食べたあとに甘いものを探しておられました。
そりゃおかきはコーヒーにはあわんわな(笑)

もちろん、なかにはとても美味しい!という人もいて、酢豚にパイナップルはありかなしか、ピザにパイナップルはありかなしか、くらい人によって好みがわかれます。

こんな話していると、そろそろ日本の食べ物が恋しくなってくるな~と思っていると、
先日の昼食時に、ご飯買いにいこー!と同僚から誘いが。

レオナがいるから、お寿司にしよう!

と即決し、アジア料理店でパックのお寿司を購入。

こちらのお寿司は、もちろん日本のお寿司とは似て非なるもの。
基本的にネタはサーモンとマグロです。

けれど侮ってはいけません。
サーモン結構美味しいんです!

北欧がちかいから?と勝手に思っていますが、どうなんでしょうか。笑

その後、事務所に戻り、昼食スタート。

一時間半の休憩ですが、
いつもそれぞれの部屋で仕事をしているので、みんなが集まる昼食は大切なコミュニケーションの場です。

仕事の話をしていたかと思えば、すぐにバカンスの話題になるのがなんともフランスらしい。

ふ、と横を見ると、同僚がフォークとナイフで器用にお寿司を食べておりました。

それも、甘いお醤油で。

日本語でなんと表現したらいいのかわかりませんが、照り焼きソースともまた少し違う、甘いお醤油です。

そして、週末は、偶然仕事で知り合った剣道女子のお宅にお呼ばれしてきました。

彼女は剣道が好きで、お母様は日本画を趣味で描いている、という親日的なご家庭でした。お父様は、日本のことはよくわからないけど、ラグビー強かったね!とタイムリーなネタでお話することができました。

残念ながら最後まで彼女の飼い猫、サムライ君との距離を縮めることはできませんでしたが(笑)、こういうご縁は大切にしていこうと思いました。

来週は件のトゥサンの影響で職場に人が少なく、少し寂しい感じですが、寒さに負けず頑張ります!

2015年10月14日水曜日

ハプニングと再会

渡仏して、あっという間に1週間が過ぎました。


月曜日。

時差ぼけもなおり、今週も元気に出社!
いつもの駅から、いつもの電車で。

案内表示のミッキーマウスマーク(前回の記事参照)もばっちり確認して、行き先よーし!


が。


途中の駅で、突然の終点宣言アナウンス。

私を含め、乗客たちは、
アナウンス間違った?え?表示は違ったよね??という感じでソワソワ。

アナウンスは間違っていませんでした。

全員おろされ、次の電車を待つことに。

なかなかこない...

ホームで煙草を吸うひと、電話をするひと、いちゃいちゃするひと、色々いましたが、どことなくみんなソワソワ。笑

こちらはぐんと寒くなり、最低気温は3度ほど・・・

寒さに凍えながら、ホームで電車を待ちました。

やっと到着した電車に乗り、出発したところで機械アナウンスが。

「この電車は、終点まで直通です。」

Quoi !?(なんやって!?)

と思わず突っ込みたい気持ちを圧し殺し、
聞き違いかもしれない、と隣のマダムに一応確認。笑

やはり直通で、やっちまった感満載のアジア人と、同情してくれてる風のマダムという不思議な構図ができあがりました。

そんなとき、もう一度アナウンスが。

やっぱり直通...

折り返して戻らなきゃ、上司に連絡入れとかなきゃ、と考えていると、
機械のアナウンスを打ち消すように、車掌さんの肉声アナウンス。

「この電車は終点までちょくつ「各駅に停まります!か く え き に 停まります!」


おお!!!!

そして何事もなかったかのように、駅につき無事に出社...

とはいきませんでした。笑

遅延の影響か、駅はものすごい人の数。

改札も混んでいて、
ICカードをタッチしてゴー!というわけにはいかず、
誰のタッチで改札を通っているのかすらわからない状態。なんなら、タッチせずにキセルしてる人もいる。

そんな中で、タッチしてゴーしようとした私ですが、改札を通っている途中にドアが閉まり、挟まれるという事案発生。どんくさすぎる。笑
事案発生現場”ヴァル・デュロップ駅”の写真

小心者なので、人が少ない時に遠くから撮りましたが、
駅の様子はおわかりいただけますでしょうか。笑


改札に設置されたドアは、ただの?クリアガラスの板ですが、ものすごい勢いと力で閉まります。
肋骨を折る勢いで、潰す勢いできます。笑

後ろのお姉さんが、ぎょっとした顔で、連続タッチして救出を試みてくれましたが、なかなか開かず。隣の改札を通っていく人も唖然。

改札に挟まれてもがくアジア人というのは、とてもシュールな光景だったに違いありません。

結局、お姉さんの後ろにいたお兄さんが、冷静にワンタッチして、改札を開けてくれました。

私も、お姉さんもプチパニックで、無理矢理抜け出そうとしたり、連続タッチしまくったりしたことが敗因ですね。

こういうときに、冷静になることが大事やと悟りました。笑



そして、火曜日は、うれしい再会。


今年の夏に3か月間ひょうご海外研修員として、
セーヌ・エ・マルヌ県から兵庫県に来県していた、
研修員マウリ君と晩御飯にガレットを食べに行きました。


日本ですごくお世話になったから、今度は僕たちが返す番だ!と燃えております。
(もう一人の研修員はボルドーへ引っ越してしまいましたが、困ったことはないか、とよく連絡をくれます。)

本当にありがたいことです。

日本に戻ったら、絶対にまた兵庫県に住みたい!東京より好き!!

と熱く語るので、ぜひまた兵庫県に戻っておいでよ!

と熱く答えておきました。



ガレットとマウリ研修員

私が頼んだのは、ラクレット風ガレット。

ラクレットとは、
溶かしたチーズを、ジャガイモや生ハム、ピクルスと一緒に食べる、
フランスやスイスのポピュラーな冬の料理です。

(噂によると、某アルプスの少女アニメでも、たびたび登場しているそうです!)


冬が近づくと、スーパーで20枚切りのラクレット用チーズが何種類も販売されるほど、
人気があるようです。

その人気は、
関西人のたこ焼き器に匹敵するくらい、
フランスの家庭にはラクレット用グリルがあるのではないかと思うほど。


そして、ガレットのおともには、シードルが欠かせません!

シードル(英語だとcider:サイダー)はりんごを使った発泡酒で、
フランスでは、ノルマンディー地方やブルターニュ地方のものが有名です。
(シードルを蒸留したものが、カルヴァドスになります。)
グラスではなく陶器のカップでいただくのが、正統派。

ラクレット風ガレットと、シードル

そして、「いらっしゃいませ、フランス!」
ということで、プレゼントまでいただいてしまいました。

どうやら、研修中にとてもよくしてもらった、と
マウリ君だけでなく、ご家族もたいそう感激したらしく、
お母さん秘伝のレシピで作ったお酒をプレゼントしていただきました!


マウリ君のママ秘伝のレシピで作ったお酒

ココナッツ・パンチだそうです。
お手製のラベルに、漢字で私の名前(苗字だったら、焼酎か日本酒みたいになるので、名前でよかった笑)と、猫のイラストを描いてくれて、感激しました!

お酒が好きで、
ココナッツも大好きな私にとって、とてもうれしいプレゼントでした!


結構強いから気を付けてね(笑)
と忠告付きでいただいたのですが、
家に帰って、コートも脱がずに早速一杯飲んでみたところ、
確かに強い。ココナッツの甘い香りと味に、どうやらラムが入っているようです。

とても美味しいので、おかわりしたくなる気持ちを抑えて、
冷蔵庫へなおしておきました。

金曜日にまた飲もう。笑



そんなこんなでバタバタとはじまったフランス生活2週目ですが、
明るく楽しく元気にしています。


お仕事も徐々に慣れつつありますが、
慣れてきた時が一番怖いので、気を引き締めて、今週も頑張ります!

2015年10月12日月曜日

ファブラボへようこそ!


みなさん、「ファブラボ(Fab Lab)」をご存知ですか??

ファブラボは、英語だとfabrication laboratory。
(フランス語だと、みなさんファブラブと呼んでいました。)


3Dプリンターをはじめとする様々な工作機械を、
自由なモノづくりのために開放するオープンスペース、という感じでしょうか。


日本だと、鎌倉や筑波、
関西だと大阪の住之江区にあるそうです。


そのファブラボを、パリ東大学マルヌラヴァレキャンパス内にオープンする、
というタイミングでの渡仏だったので、それに関するセミナーや、一般公開など、
上司が担当している現場の仕事をお手伝いしつつ、見学させていただきました。



私はアナログ人間なので、
初めて見るハイテクな工作機械の数々に、
へー!すごい!そんなこともできるの!?
とただただ驚くばかりでした。笑

     
      3メートルのものまで切れるカッター
3Dプリンターと、制作したもの

  
      糸状の細いプラスチックでものを作る機械

   
      FAB LAB DESCARTES(デカルト)のロゴ

ファブラボについての日本語版サイト http://fablabjapan.org/

ファブラボ デカルトについてのサイト(フランス語) http://www.fablab-descartes.com/


このファブラボから、さまざまなイノベーションが生み出されることを、
楽しみにしています!!!

2015年10月8日木曜日

本日の活動と、セーヌ・エ・マルヌ県について。

本日、セーヌ・エ・マルヌは快晴。

大学に登録をしたり(コーディネーターは業務状況にあわせて講義を受けることができます)、
大学構内で行われているセミナーに参加したり、
と大学構内で活動をした一日でした。


大学の登録をしていると、やけにフレンドリーに話しかけてくる方がいて、
悪い人かも!気を付けないと!!!
と警戒していたら、なんと、日本についての講義をするときに、お世話になる教授でした。

えー!君が今年のコーディネーターなのー!?

なんて、2人で驚いてしまいました。

世間は狭い、というか・・・笑


そのあとは、教授と、担当者と、別のセクションで働く担当者の友達(!?)と、
大勢での登録作業となりました。


開講科目一覧を見ながら、どれをとろうか、
はたまた講義に出る余裕はあるのか、
悩むところです。



大学への登録が終わった後は、
上司が参加しているプロジェクトのセミナーに参加させてもらいました。
セミナーの様子

日本でもプレゼンというものを見る機会がなく過ごしてきたので、
フランスにきて、いろいろなひとのプレゼンを聞くことは、とても勉強になります。


話し方、語彙の選び方、声のトーン、
資料の配色・配置・・・


参考にしたいものがたくさんありました。

毎回、自分の発見と感想ばかりを綴ってしまいそうなので、
突然ですが、セーヌ・エ・マルヌ県についてです。

セーヌ・エ・マルヌ県とは?

セーヌ・エ・マルヌ
 パリ市を中心に7県から成る広域行政地域圏であるイル・ド・フランス地方に属しています。パリ近郊に位置する立地条件のよさに加えて、同地方の49%を占める広大な県土と、経済基盤も備えた類まれな県です。

 なお、セーヌ・エ・マルヌ県には、ルイ王朝やナポレオンゆかりのフォンテーヌブロー城、ミレー、コローなどの画家達が絵筆を取ったバルビゾンやモレ・シュール・ロワン、中世の姿がそのまま残ったユネスコ世界遺産のプロヴァンや王侯貴族が狩りを楽しんだ広大なフォンテーヌブローの森などの数多くの歴史遺産や自然が残っています。


グーグルマップで見てみると、その広さが際立ちます。

さらに、拡大してみると、こんな感じ。
寮はパリ東大学マルヌ・ラ・ヴァレキャンパス内にあるので、
ちょうどパリと、セリの間に住んでいる感じでしょうか。

勤務先のSMDセリ事務所があるヴァル・デュロップ駅(Val d'Europe)の
隣のマルヌ・ラ・ヴァレ駅(Marne-la-Vallée)にディズニーランド・パリはあります。
(地図上、セリの上方。)

ディズニーランド・パリはパリにはないということです。
東京ディズニーランドと同じですね。笑


元の画像を表示RER A4線の駅名表示にも、ちゃんと丸が三つのシルエットが描かれています。


後半、ディズニーランドの話になってしまいましたが、
セーヌ・エ・マルヌ県の、大事な観光サービス産業の一角を担っているので、
良しとします。笑

2015年10月7日水曜日

初出勤

本日、初出勤でした。


事務所の場所が変わった、というのは知っていたのですが、
迷ってはいけない!遅れてはいけない!
ということで、余裕をもって寮を出たら、
30分ほど早く着いてしまいました。


新事務所は駅から見えるほどの好立地。
徒歩2分くらいでしょうか。
2分もかからないかもしれません。

ということで、
時間まで駅前のカフェで朝のコーヒーを一杯。

フランスは最低気温が13度くらいと、
寒がりな私にとっては、厳しい気候です。

余談ですが、日本ではコーヒーをあまり飲まないのに、
フランスに来るとコーヒーがおいしくてたまりません。
気持ちの問題でしょうか?笑

そんなこんなで、コーヒーで目を覚まし、
気持ちを引き締めていざ初出社!


SMD Serris(セリ)事務所



事務所は3階(日本では4階)にあります

事務所の説明、前任者からの引継ぎ資料の確認、
同僚への挨拶、今後の予定・・・
と事務作業をすまし、
12時半から1時間半お昼休み!

そのあと、14時半から17時まで会議に出席しました。


イル・ド・フランス地域の発展を目指す企業・組織・団体の会合、という感じでしょうか。

30人近い人が参加し、様々な分野での取り組みについてのプレゼンテーションを行いました。

インターン初日の私は、もちろん発表する側ではなく、メモをとりながら話を聞いていましたが、
イル・ド・フランス地域について、セーヌ・エ・マルヌ県についての知識を深められたように思います。

会議の途中から上司は出張へ出てしまったので、
心細い気持ちになりながらも、
お帰りになる皆さまを見送り、
なんとか初日を終えたのでした。

2015年10月6日火曜日

フランスに到着しました!

ついに、フランスに到着しました!

日本を出発するときは秋晴れ、
空も私を応援してくれているわ・・・!!
なんて、思っていたのですが、
シャルルドゴール空港に到着してびっくり。

大雨。笑


ちょっとくらいの雨では傘をささないフランス人が、
がっつり傘をさしていました。


雨女の実力発揮です。

ちなみに、本日2日目ですが、
今日も雨です。笑


そんな雨の中、現地研修先である、セーヌ・エ・マルヌ経済振興公社(SMD)の上司と合流し、
事務作業や挨拶回り諸々をおこないました!


初めて私が渡仏したのは、2012年。
当時はメルシーとジュテームしかフランス語を知らない状態で、果敢にも渡仏したのですが、
今回は違います!

寮の事務所の人が言っていることがわかる、
フランス語で(正しいかどうかはおいといて(笑)言いたいことが伝わる、
なんなら、冗談言って笑いすら狙っていく。笑


もちろん100%言葉がわかるわけではないし、
微妙なニュアンスを伝えることは難しいです。

そんな中でも、臆することなく、果敢にフランス語を使っていく、
という姿勢が大事なのだな、と痛感しました。


そして、わからないことは、わからない。
とはっきり伝えること。

これが大事ですね。

恥ずかしがってちゃいけません。

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。」

といいますが、もはや開き直って、
聞くということに恥じらいすらもっておりません。

これは良いことなのか悪いことなのか・・・笑


今日の午後は貴重なオフです。

(といっても、定期券を買ったり、日用品を買ったり、
いろいろとやることは山積みです。)


部屋のインターネットがまだ使えないので、
上司の出張先に同行し、Wi-Fiを使わせてもらいながらの更新でした。


※ちなみに、Wi-Fiのことを、
フランスではウィーフィーと呼びます。
ワイファイ、ではないので、渡仏の際はお気を付けください。

2015年10月4日日曜日

ブログタイトル(はばタンヌとは?)

そういえば、ブログのタイトルについて、
明記していませんでしたね。笑


はばタン、という名前、
おそらく兵庫県民ならば一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

黄色くて丸い、赤いほっぺが可愛いあの鳥です。

ちなみにヒヨコではありません。

平成15年1月17日生まれの、不死鳥の男の子です。


「知らない。」「ピンとこない。」
そんな方は、下記リンクより、紹介ページをご覧ください。



県の公式ページによると、

「◇性格 根っからの元気者で、チャレンジ精神旺盛。どんなところへも顔を出し人懐っこい笑顔を振りまきます」

とのこと。

ダンスも上手です。


兵庫県内では、様々なバージョンのはばタンを見つけることができます。



話をブログタイトルに戻しましょう。


私ははばタンが活躍している兵庫県の県民。

出身は宝塚市。
宝塚といえば、宝塚歌劇。タカラジェンヌ。

フランス、パリ在住者はパリジェンヌ。
アルザスならば、アルザシエンヌ。


もうお気づきかとは思います。


そんな安直な発想で、私が作った造語です。笑



はばタンヌとして、海を渡り、ヨーロッパはフランスから、
生の情報、お届けします!


※ちなみに渡仏予定は来週です。笑

始動!

本日から約1年間、
兵庫県の日仏交流コーディネーターとして、ブログを更新します!

日仏交流コーディネーターとは何ぞや?


という方のために、まずは説明を。



日仏交流コーディネーター(旧称:日本文化教師)は、

兵庫県国際交流協会の人物交流プログラムの一環で、兵庫県とフランス セーヌ・エ・マルヌ県の友好交流を促進し相互理解を深めるため、1年間セーヌ・エ・マルヌ県に派遣されます。

セーヌ・エ・マルヌ県からは企業研修生を受け入れており、今年度も2名が来県しておりました。

(その様子は、追って紹介します!)



日仏交流コーディネーターの業務内容は、
セーヌ・エ・マルヌ県の経済振興公社での業務や大学での日本文化講義などがあります。
また、その活動内容や日々の出来事をブログで発信します。


今までのコーディネーターの活動については、

過去のブログがありますので、そちらをご参照ください。

平成25年度「世界という大きな書物を」


平成26年度「フランスでも のんびりマイペースに」


上記以外にも、今までの歴史は、下記リンク、兵庫県国際交流協会ホームページから

見ることができます。

http://www.hyogo-ip.or.jp/assistance/cooperation/exchange03/



少々堅苦しい?説明を書きながら、

派遣される私自身、改めてかなり緊張しております。


歴代の日本文化教師、日仏交流コーディネーターの先輩方に、

追いつけ追い越せ、必死のパッチで頑張ります!
(※「必死のパッチ」とは、関西弁で一生懸命の最上級のことです。笑)



このブログが少しでも多くの人の目にとまり、

日仏交流促進の一歩に繋がれば・・・と願っております。


昨年度のコーディネーターは、「懸け橋」という言葉を使っておりましたので、

今年度の私は「パイプ」になろうと思います。


パイプとして、人物交流、文化交流、経済交流、様々なものが、

日仏交流コーディネーターの私を通して、円滑に流れていけばいいな、と。
もちろん、詰まってしまわないように、時々メンテナンスをしながら。笑


兵庫県のこと、フランスのこと、

情報発信させていただきますので、1年間お付き合いくださいませ!