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2015年11月29日日曜日

パリ活動


快晴の土曜日!

エッフェル塔の近くのギャラリーで開催されている日本雑貨市~中部地方編~にいってきました!

エッフェル塔はいつも美しい!

もみじ饅頭大好きな友人へのプレゼントに、ミニチュアもみじ饅頭マグネットを購入。

中部地方じゃないけど、かわいいからいいのです。笑


折り鶴のピアスや食器など、可愛いものが多くて、きゅんきゅんしてしまいました。

最近は和食器や和テイストのものの美しさに魅力を感じるようになってきて、
大人になったのかな、なんて思います。


そのあとは、チュイルリー公園、コンコルド広場、シャンゼリゼと、パリ観光ルートをお散歩。

チュイルリー公園

コンコルド広場のオベリスク。エジプト好きにはたまりません。

マルシェドノエル(クリスマスマーケット) 
夜はイルミネーションがきれいなのですが、
今回は昼間のお散歩でした。


銃をもった警察がたくさんいて、ぎょっとしましたが、パリはいつものパリでした。
(アジア系の観光客は著しく少なかったですが。)

フランスでは、COP21の開催にあわせて、日曜と月曜は公共交通機関が無料になるそうです。
会社によっては休みになるところもあるらしいのですが、私はもちろん仕事です。
電車のダイヤの乱れが予想されるので、お出かけになる方は、時間に余裕をもって移動してくださいね!


パリ観光地お散歩のあとは、小学校からの友人と、salon du vin(サロン・ドゥ・ヴァン)へ!ワイン展示会、ですかね。


イベントスペースにずらーっと並ぶワインのブースを巡り、入場時にもらったマイグラスでテイスティング、気に入ったものがあれば購入できます。

ドメーヌ(ワイン生産者)の方と、直接話をしながら、
ワインを選べるのも魅力です!


アルザス、シャンパーニュ、ロワール、ボルドー、ブルゴーニュ、ジュラ、ローヌ、ラングドックなどなど、赤白ロゼ泡、なんでもありのお祭りです!!ワイン好きにはたまりません!

今年もフランス各地から、おいしいワインが勢ぞろいしておりました。

女2人、一体何杯のワインを試飲したでしょうか...(笑)

テイスティングは、フランス語でdégustation(デギュスタシオン)といいますが、
試飲のワインは全部飲み干さなくてもOK。

あんまり好きじゃないなーとおもったり、酔っぱらっちゃう!とおもったら、下に置かれたバケツに流していきます。

はじめは、目の前の生産者の方に申し訳ないな・・・と思うのですが、
周りのフランス人も、好きじゃない、フルーティーすぎる、なんて言いながらジャージャー流していくので、私も自分の感性に従って行動していました。

参加者の中には、大きなカートを持参して(会場でカートの販売もしています)、
箱買いしてる人もいましたが、私たちは電車なので控えめに。笑

ラングドック=ルシヨン地域のミュスカが美味しかったので、
お気に入りの1本として買って帰りました。

ラングドックは赤のイメージが強かったのですが、
試飲をすることで、新たな扉も開けるし、
やっぱり自分の舌で味わって選べるので、
失敗も少なくていいですね!

平日にワイン1本1人で空けるのは、なかなか至難の業なので、
来週末のお楽しみにします。笑

今回同行した友人と、初めてであったのは小学生。
そこから20年が経ち、パリでワインを飲むようになるとは。感慨深いですね。

海外で頑張っている同世代の友人と会うことで、
自分自身も触発されるし、
フランス語漬けの毎日の中で、日本語で思うように話ができる、というのは本当に助かります。

仕事とプライベートと、バランスを取って息抜きをしながら、
今後も頑張って働こうと思います。

充実した週末でした。
日曜は自宅でゆっくり過ごしながら、体力を温存します!

2015年11月28日土曜日

夏の思い出

金曜日は、友人宅にご飯を食べに行ってきました。


友人、というか、元ひょうご海外研修員のマウリ君です。笑


お母さまが海外の寮で一人寂しくご飯を食べているであろう私のことを心配し、
晩御飯に招待してくださいました。

マウリ君は大家族なので、賑やかな、とても楽しい食卓でした。

色々な話、ここでもやっぱり映画の話をして、
夕食後には、マウリ君が兵庫県で研修していた時の写真鑑賞会。


今年の夏はひょうご海外研修員たちと、
色々なところへ行ったなあ~なんて、思い出して懐かしくなりました。



その一部を、みなさまにご紹介します!
兵庫県の素晴らしい魅力が伝わることを願います!


まず、兵庫県の北部、日本海側、但馬地方!
兵庫県国際交流協会の事業に参加し、新温泉町で福島の子どもたちとキャンプをしました!

子どもたちに将棋を教えてもらう研修員。



今回はCIR(兵庫県国際交流員)と兵庫海外研修員が同行し、
各国プレゼンテーションや、世界の遊び、JICA関西企画の世界の民族衣装着用体験もありました。
子どもたちと韓国のゲームをする研修員。

翌日は、兵庫の魅力再発見スタディツアーとして、
浜坂漁港や但馬三尾地区(御火浦)を訪れ、
魚市場のセリの見学や、
地元のおかあさんたちに村おこしについてのインタビューをしたり、
船に乗ってジオパークの美しく壮大な自然を海上から見たり・・・

地元の方々との交流も深めながら、
研修員だけではなく、兵庫県民の私にとっても、兵庫の魅力を再確認できる素晴らしいツアーとなりました。

三尾のおかあさんたちの手料理にこの笑顔。はじめてのカメノテにも挑戦しました。

海上から見るジオパークの洞門!この海の青さをご覧ください!!


そして、次に訪れたのは、播磨地方、佐用町!

午前中は2009年に佐用町を襲った水害についてと復興についての講演を受けました。

英語通訳付きの講演で、ひょうご海外研修員も、JICA研修員もしっかりと勉強しました。


昼食の後は、昔ながらの景色が残るエリアを散策し、
普段は神戸で生活していた研修員たちに、
日本の自然を満喫してもらいました。

私も、このように自然豊かな環境に行くことが多くはないので、
美味しい空気と、美しい緑に癒されて、
猛暑を忘れて、のんびり過ごしました。


昔ながらの駅と、緑。

美しい棚田の風景。


散策のあとは、いよいよメインイベント、七夕行列です!

佐用町には、平安時代の2大陰陽師、安倍晴明と蘆屋道満の塚があり、
「陰陽師の里」として地域活性化のために毎年七夕行列が行われています。


参加者は、陰陽師や巫女の格好をして2つの塚の間を練り歩きます。
そして最後には、塚の前で護摩焚き。

この日は猛暑だったので、汗だくになりながら、山道を歩きました。


研修員の陰陽師姿、きまっています!


そしてラストは、研修員や同行者の希望により、帰り道の途中で佐用町名物のひまわり畑へ!


猛暑のため、ひまわりは下を向いて元気をなくしていましたが、
見たこともない数のひまわりに、みんな大興奮していました。

ひまわりも猛暑でまいっていたようです・・・




それから、丹波篠山地方!


篠山では篠山城跡などを巡ったり、
武家屋敷跡を散策したり、
地域のお祭りにお手伝いとして参加、コマや竹馬など昔の日本の遊びを体験、指導しました。


研修員はなかなか筋が良くて、最後まで竹馬に乗れない、コマを回せないのは私だけでした。笑

大学生にコマ回しのコツを伝授してもらいました。

研修員、竹馬に挑戦中!

ちなみに、篠山の大正ロマン館で食べられる、
黒豆ソフトクリームはものすごく美味しいです。
個人的におすすめな兵庫グルメ!


丹波では、陶芸美術館へ行ったり、窯元さんのところで陶芸をしたり、
文化に触れた1日でした。

陶芸はその人の性格が表れるようで、研修員二人は繊細で実用的なモノを慎重に作っていました。

クリスティアン研修員
マウリ研修員


一方私はというと、ろくろが回ってから気の向くままに形成し、ダイナミックな謎の大皿をスピーディに作りあげました。笑

研修員たちは、そんな私の姿を見て、
「暴力的・・・!!!!笑」
「ゆっくり、ゆっくり!丁寧に、丁寧に!」
と言っていましたが、芸術は爆発だからいいのです。笑

どれが私の作品か、一目瞭然ですね・・・笑


数週間後、窯元さんが焼き上げてくださった焼き物を受け取り、
研修員も、私も、素晴らしい仕上がりに感激しました!


研修員は自分たちの作品を厳重に包装して、
嬉しそうにしっかりとフランスへ持って帰っていました。


篠山では、古民家に宿泊しました!

オリジナルルールで将棋をさす研修員(笑)


フランスからのひょうご海外研修員は、3か月間の兵庫県滞在でしたが、
企業研修、日本語講座、スタディツアーなど、
色々なことに挑戦し、楽しんで兵庫県の魅力を知ることができたようです。

「兵庫県は、5つの地方それぞれに特色があり、
地元の人たちはそれぞれが違った生活をしていて、とても興味深かった。」


「兵庫県は山も海もあって、自然豊かなのに、インターナショナルで近代的な部分もあるから、
とてもおもしろかったし、住みやすかった。」

とそれぞれが感想を述べてくれ、
研修員だけではなく、私自身もとても印象的な夏の思い出になりました。


関係者のみなさま、この場を借りてもう一度。
本当に本当にありがとうございました!!!


研修員も言っていたように、兵庫県の5つの地方には、
それぞれの見どころも、美味しいものもたっっっくさんあります!

兵庫県に住んでいる人も、そうでない人も、
ぜひ足を運んで、マイフェイバリット兵庫県を見つけてみてはいかがでしょうか?:)

2015年11月27日金曜日

おしゃべり大好き

寮の洗濯室で洗濯をしていると、同じタイミングで洗濯をはじめるフランス女子が。

世間話をしながら、洗濯終わるのが○分後だから、またあとでね~
なんてちょっと仲良くなっていると、

「今日の夜予定ある?部屋で友達とクレープするんだけど、こない?」

とのお誘いが・・・!

「もちろん喜んで!!!」

即答し、部屋の番号を聞き、
乾燥機終わるのが○分後だから、またここで!

と別れ、約1時間後に乾燥の終わったものをとりにいくと、
もちろんあのフランス女子が。

お皿とフォーク持参でよろしくね!

とのことで、はりきって指定された時間に、彼女の部屋へ。


「そういえば名前も知らなかったよね~笑」


なんて笑いながら、彼女の友達ともご対面。


彼女自身は南仏モンペリエの出身で、今は大学院に通いながら、パリで働いているそうです。

友達はモンペリエ時代からの旧友でソルボンヌに通う才女ちゃん。

さらに、モンペリエ時代の友達と、その彼女。
このカップルは、映画関係の仕事をしています。


面子がフランスっぽい!!!!



とちょっと感動しながら、
食前酒でビール、クレープとシードル、ワインと平日なのにがんがん飲む。

さすがフランス人。笑


テロについての話題や、日常生活のこと、日本のこと、映画のこと、
色々な話をしました。


「日本人が思うフランスのイメージってどんなの?」

と聞かれたので、

「フランスは美食と芸術と愛の国かな~。
とりあえずフランス人のカップルは駅でも電車でも道でもいちゃついてるからびっくりだよ!」

と答えると、大うけでした。

大うけしながら、
カップルはまたいちゃつくので、
「ほら!それだよ!笑」
とみんなにツッコまれていました。

映画関係のフランス女子は、宮崎アニメのファンで、
日本語を少し習っていたそうです。

「わたし、蛙の俳句好きなの!
覚えてないけど、音の響きが素敵!れおな、声に出していってみて!」

というリクエストをされたので、いちかばちか、
蛙の俳句で思いつくのは松尾芭蕉しかない!
と、古池や~を発表。


シュールですね。笑


ほかにも、

「なんで俳句は5,7,5なの?」
「俳句ってどういういみ?」
「日本の政治はどう?」
「日本にも差別はあるの??」

なんて、みんな興味津々でした。
日本についての知識をもっと学ばなくてはいけないな、とちょっと危機感。


話の中では、
「ペンギンがいるバーがあるって本当!?」
という質問まで飛び出し、
学生時代にいった新宿のペンギン居酒屋の話をすると、そこでまた大うけ。

そこから、ペンギンには膝があるらしい、という酔っ払いらしいネタに移行し、
なぜかハリーポッターの話になり、
どの007が好きかの話になり・・・

気づけば終電間近。

あわててみんな帰っていきました。
(私は同じ建物に住んでいるので、楽でした。笑)



フランス人と話していると、かなりの頻度で映画の話題になります。
新旧問わず、みんなかなり映画を観ているので、
自分も映画が好きでよかった、救われた、といつも思います。


反対にテレビの話題はあまり登場しません。
どうやらテレビをよく見ていることはプラスのイメージではないようで、

「ラジオで聴いたんだけど~」
「ネットで記事を読んだんだけど~」

という前置きはよく聞くのに不思議。
なんだかんだでテレビは見ているようですけどね。笑


仕事関係ではない、普通のフランス人と話す機会がなかなかないので、
こうやって友達ができると嬉しいものです。

若者言葉というか、話し言葉というか、
もちろんフランス語にも存在していて、
仕事で使ったり、辞書に載っている言葉以外の言葉を学ぶ良い機会になります。

例えば、はい。というのでも、
正式にはウィ(oui)、ですが、
友達同士や親しい間柄では、ウェ(ouais)に近い発音の砕けた言い方をしています。


さらにメールやメモをみていると、長い単語を略して書いてあることも多く、
ちょっと頭を使います。

beaucoup(とても)=bcp
ordinateur(パソコン)=ordi
petit déjeuner(朝ごはん)=p'tit déj
tout le monde(全員)=tlm


急いでメモをとるときに、長い単語をいちいち書いていては時間がない!
ということで、略語を使っているのですが、
こればっかり使っていると、いざ単語をフルで書こうとしたときに、スペルが出てこない・・・笑

慣れないうちは、時間がかかってもちゃんと美しいフランス語を書かなくてはいけませんね。


メールの文面も、親しくなれば、
ククー(coucou、やっほーみたいな感じ?笑)、で始まり、ビズ(bisou、キス)で終わるものに変化していきます。


同僚や友人からのメールでも、ボンジュール(Bonjour、こんにちは)が、サリュ(Salut、やあ)になり、
更にククー、ビズがついていると、
距離が縮まったような気がして、嬉しいものです。


ただし、職場とプライベートは割とはっきり分けるのがフランス流。

仕事の後に飲みにいこー!ごはんいこー!
というのはあり得ません。

ごはんに行くなら、お昼休み。

お昼前に会議があれば、お昼休みは会議の参加者で食べるのも驚いたことの一つです。

日本で飲みニケーションと呼ばれているものは、ランチタイムで行われているようです。


朝に会議があれば、コーヒーや菓子パン(パンオショコラとかクロワッサンとか)を用意して、会議の前後でつまみながらおしゃべり、というのも驚きます。

コーヒー片手に雑談しているかと思いきや、急に仕事の話をしていたり、
おしゃべり文化のなかで色々なものが生まれていくのか、とこれまた驚きます。

そして、喋ってコミュニケーションをとってこその仕事なんだと、
日々学んでおります。


そのためにも、色々なアンテナを張って、あらゆる話題に対応し、
ウィットに富んだジョークや、失礼のない話題を知っておく必要がありますね。


渡仏してもうすぐ2か月です。
1年なんてあっという間なんだろうな、と思うとこの貴重な経験の中で、
学べることはどんどん吸収して、成長したい!と俄然やる気が出てきます。

仕事ばかりでなく、きちんと語学も勉強して、フランスのエスプリも吸収して・・・
やりたいことだらけになってきました!

三日坊主にならないよう、きちんと計画性をもって日々過ごしていきたいと思います。

2015年11月23日月曜日

日常生活のこと

今週はぐんと気温が下がって、ついに明日の最低気温は-1度となるそうです。


遂にダウンコートを解禁し、フードもかぶってもこもこぬくぬくで通勤しています。
同僚たちも、手袋をしはじめたり、帽子をかぶりはじめたり、防寒はばっちり。

同僚たちは車通勤のはずなので、そこまで防寒しなくても・・・という言葉を飲み込んで、
それぞれの寒さとの戦いを見守っています。


私の仕事の始まりは、同僚たちの部屋へ挨拶周りに行くことからはじまります。
先にきている人には、自分が着いてすぐ、
後から来た人には、その人が着いたらすぐに挨拶へ行きます。

あまりにも忙しくて誰も近寄らないで!というときは、各自部屋のドアを閉めるという暗黙のルールがあるので、わかりやすくていい。笑


英語でもそうですが、フランス語でも、挨拶のあとには、元気?(ça va?サバ?)というフレーズが続きます。

サバだけではなく、あらゆるパターンの元気?調子はどう?があるので、同僚への挨拶は毎日少しずつ変えながらコミュニケーションをとっています。


元気だよ!ありがとう!のあとには、


昨日こんなことがあってさ~
今日これしなきゃいけなくて~

と、さすがおしゃべり大好きフランス人らしいエピソードが続きます。
それだけでもかなりフランス語の練習になるし、
仕事の話をすれば、アドバイスや同情をもらえることもあります。笑

特に何もない日でも、
いつも通りだよ~では話が広がらないので、
毎朝通勤電車の中で、今日話すことを考えています。
ネタ集めですね。笑


通勤電車でよく見かける光景がこちら。

メトロやRERでよく見かける光景です。

座席の上にあるのは、駅の構内などで無料配布されている日刊の新聞。

電車に乗る前にとって、車内で読んで、そのまま放置。

そして、次に乗った人がそれを拾って読んで、そのまままた放置。


人の多い駅などでは、ほしいのにもうない!ということが度々あるので、
電車の中で見つけたらラッキーです。

座席の間に挟まっていようが、床に落ちていようが、
みんな全然気にせず拾って読んでいます。
(さすがにドロドロとかぐちゃぐちゃという時には、拾っていませんが)


青空図書館みたいなものでしょうか・・・笑


かなりの頻度で座席に置かれているのを見るのですが、
つねにその日のものしか見かけません。

意外と(というと失礼ですが)きちんと車内清掃しているんですかね。


RERはその線や行先によってかなり雰囲気が変わります。
私がいつも使うA線は、ディズニーランドへ向かう観光客だらけです。
特に、ディズニーランドが始発の電車は、夢の国気分で耳を付けていたり、テンション高めな若者が多く乗っています。あとは、疲れて寝ている子ども。

出張で使うE線は、車体にスプレーで落書きしてあったり、窓に文字が彫られていたり、と
ちょっと緊張します。

窓の文字は、どうやらナイフで掘っているそうで、
考え方によれば、ナイフをもっている人が乗っている、ということですよね。
夜遅い時間や人の少ない時間、必要な時以外は乗りたくないなあ・・・


最近仕事のことばかりだったので、面白い話を、と思ったのですが、
日常生活でおもしろいことがあまり起こっておりません。

天気も悪く、観光もできておりません。

近所にお城があるので、行ってみようとおもうの!
と会社で話していたのですが、こんな天気の悪い寒い時期に行くもんじゃない、とバッサリ言われてしまいました。笑


最近は、やっと寮の洗濯機の使い方がわかり、
趣味:洗濯になりつつあります。笑


今までは、現金でできたそうですが、
ICチップ付きの学生証にお金をチャージしてつかうものになりました。

チャージの仕方も、校内に機械があって~
とかではなく、インターネットを使って自分の銀行口座から振り込む形です。


スキミングされ(詳しくは先日の記事、「(私的)大事件発生!!」をご参照ください。笑)、
カード嫌い!となっていた私ですが、
そうも言っていられず、やっと届いた新しいカードを手に、恐々ネットでチャージをしました。


洗濯機や乾燥機のボタンが取れていたり、脱水したら扉の下から水が出てきたり、と
使い方はいまいちよくわかりませんが、居合わせた学生に、
「これであってる?」「この表示はどういう意味?」
なんて聞きまくって、なんとか洗濯マスターになりつつあります。

洗濯物の色移りを防いでくれるシート。便利です!


実は、学生証にチャージする仕方も長らくわからず、洗濯室にいた学生を捕まえて、
「私もチャージしたいんやけど、どうやってやったの?」
と、コミュニケーション能力高めでぐいぐいいっています。

日本にいても割と開けた性格だとは思っていますが、
フランスにいると更に開けた人格になるようです。笑


フランス人の人懐っこさに影響されているのでしょうか。
おしゃべり大好きなので、フランス人は知らない人とでも会話をしている様子をよく見かけます。

偶然駅で隣にいる人にも、電車遅いわね~なんて話しかけるし、
レジに並んでいるときにも、ちょっとした世間話が飛び出します。


今日も駅で、
「パリ行きの電車はここのホームであっていますか?」
と観光客のカップルが、英語で話しかけてきたので、

「そうですよ~あと3分でくるはずです!よく遅れるからわからないけど(笑)」
なんて答えていたら、横にいたおじさまやマダムが、

「パリのどの駅までいくの?」
「この電車はパリのいろんな駅にとまるよ!」

と加わり、

「○○駅まで行きたいんです。」
というカップルの答えに、

「○○駅停まるんだっけ?」
「乗り換えなきゃいけないんじゃないか?」
「表示見たらわかるわよ!」

みんな口々にいろんなことを言う・・・笑


カップルが困り始めたころ、近くにいた青年が、

「アプリで調べるから待って!」
「○○駅、停まる停まる!安心してください!」


ナイスアシスト!!!!


これで一件落着かと思いきや、

「でも、次の電車も停まるのかしら?」

マダムがキラーパス。

カップル大困惑。

結局電車に乗って、車内の表示を見ても、
この表示はあてにならないだとか、停まるはずだ、とか
いつまでも議論していました・・・笑


フランス人は英語を話さない、と言われていますが、
困っている人には英語で助けてくれます。

駅探し騒動も、説明すべきところは
みなさん英語でカップルに伝えていました。
(言ってることがころころかわるので、カップルは余計混乱したようですが。笑)


困っているから察してください・・・!!!
では、絶対に気づかないので助けてはくれませんが、

困っているので、助けてください・・・!!!
と言えばものすごく親身になってくれるのがフランス人だと思っています。


(フランス人というまとめ方は、ちょっと違う気もするので、
 フランス国民の、フランスで育った人の、フランスに暮らす人の、
 という感じのニュアンスで受け取ってください。)


クールなようで人情深くて熱い。

話していて、意見の違いで言い合いのようになっても、
自分の意見を主張するだけで、相手を否定しない。
そして知らず知らずに次の話題に移って、何事もないように話を続ける。

潔さというか、個人主義というか、
そういうところが私の好きなところです。


以上、今回は日常生活のことをお伝えしました!

2015年11月21日土曜日

2009年生まれの子供たちと・・・

金曜日にセーヌ・エ・マルヌ県の公立小学校で授業をしてきました。


この小学校は、神戸の小学校と学校交流をしていて、
今年度は日本の4年生と、こちらの1年生にあたるCPというクラスが交流しています。


その導入として、CPの2クラスで日本についての発表を行いました。
5歳、6歳の子どもに難しいことを言ってもわからないので、写真多めで、クイズ多めでパワーポイントを作りました。

みんな興味津々でプレゼンテーションを聞いています。

色々発表したなかで、子どもたちに受けたのは、札幌の雪まつりとディズニーランド。

ディズニーキャラクターとハローキティの雪像の写真で、みんな大興奮。
ワンピースは少し世代が違うのか、あまり反応がありませんでした・・・笑

また、ディズニーランドのアナと雪の女王のパレード?の写真では、
「わーお!アナとエルサは日本にも行くんだね!!」
「ミッキーやミニーは日本にもいるの!?!?」
と子どもらしい感想。


本来フランスはライックといって、
教育機関では宗教を持ち込むことはNGです。
教員も生徒も、特定の宗教を象徴するものを着用してはいけません。
イスラム教のスカーフや、キリスト教のロザリオ、十字架もだめ。

ですが、先生から、さらっとなら大丈夫、と確認をとっていたので、
大仏や神社の写真をみせました。

初めて見る神社や鳥居、仏像の写真に、
「知ってるよ!これ、レストランだ!!」
と叫んでいました。笑


はばタンも見せたのですが、ピカチュウみたい、と一蹴。めげずに、5歳だからみんなと同い年くらいだよ!というと、盛り上がってくれました。よかった。


自分の子どもでもおかしくない年齢の子どもたちは、ハイパーアクティブで、先生は本当に大変だなあ、とつくづく思いました。


隣の子にちょっかいをだしたり、画面に引き寄せられるように前に出てきたり、手をあげてから発言してね、といっているにも関わらず、興奮して大きな声になったり...


2クラスとも途中で先生が怒って画面を消す、落ち着いて静かになったら再開、というハプニングがありました。


それでも言うことを聞かない子は、教室の隅や廊下に立たされたりと先生方はなかなか厳しめ。


足は両方床につける!と先生がいっても、椅子の上に足があがってしまう子もいて、
「最近の親は家庭で注意しないのよ...」と先生が嘆いておられました。


また、アジア人への差別的な発言をする生徒もいて、
先生をはじめ、私もさすがに注意をしましたが、
なぜ注意されたのかわからない、という感じでした。


きっと家庭内でそのような会話があったりするのでしょう。
残念ですが、若い世代のリアルなフランス家庭教育事情を垣間見た気がします。


ひとつのクラスでは、発表のあとに、今日知った日本についての絵を描く時間を設けたのですが、とても上手に色々な絵を描いてくれました。


人気があったのは、国旗、お箸、富士山、パスポート、米、スーパーマリオ、白無垢。
みんな一生懸命に描いてくれました。


特に女の子には白無垢、男の子にはお箸が人気でした。

男の子が描いた作品。お箸もちゃんと描いてあります!



こちらの小学校でも月に1度、学校交流と国際理解のために講演やアトリエを行う予定です。

5,6歳児の好きなモノといえば、切ったり貼ったり塗ったりの工作しか思い浮かびませんが、国際交流につながる授業を考えていきたいとおもいます。


2015年11月18日水曜日

日本文化についての講演

テロ事件や銃撃戦と色々なことが続くフランスですが、
テロに屈しず、日常生活を普通に送ること、それが今できることでもあります。
(さすがに夜遊び等は控えていますが)


昨日に引き続き、今日はセーヌ・エ・マルヌ県内の私立高校へ講演をしにいってきました。
講演、といっても日本語の授業の中で、時間をいただいてするものなので、大々的なものではありません。

日本語を選択している1,2年生の生徒たち。


テーマは先生からリクエストのあった、日本神話について。

授業時間を少しいただいて、
兵庫県淡路島が舞台の「国生み」と、「因幡の白兎」を紹介しました。


イザナギやイザナミなど、名前も発音しにくいし、取っ付きにくいかな...と危惧していましたが、
講演の導入部分で、
「日本神話について何か知っていることはありますか?」と質問をしてびっくり。


フランスでも人気の日本の漫画「NARUTO」のなかで、イザナギ、イザナミ、スサノオ、カグツチなど、日本神話の登場人物が技の名前?として出てくるそうです!


ジェネレーションギャップですかね、全く知りませんでした。笑


初回ということもあり、生徒も私も緊張していたのですが、
日本のポップカルチャーのおかげで生徒の心を少し開くことができてラッキーでした。

また、冒頭に行った兵庫県についての説明で、はばタンの画像を使ったのですが、女生徒からは、「かわいい!」の声があがっていました。やったね、はばタン!


さて。

国生みの話のなかで、イザナギとイザナミが国を生むために、それぞれが右回りと左回りで歩いて出会い頭に声をかける、という場面があります。
(ナンパみたいなものですね(笑)

淡路島の前にできた最初の島は不完全な形であったので、海に流してしまうのですが、その理由が女のイザナミから声をかけてしまったから、だそう。

それを話すと、

「そんなのおかしい!
なんで女から声をかけてはいけないの!」

と女性陣からはブーイング。


気持ちはわかりますとも(笑)


けれど、これは神話だし、ヨーロッパの昔話も主役は女王じゃなくて王様だし、昔は男の人が権力をもっていたから仕方ない。となんとか納得してもらいました。


国生みの後半、イザナギが黄泉の国へイザナミを探しにいくシーンでは、ギリシャ神話にもそんな話がある!遠く離れた国なのに、不思議~!なんて答えてほしかったことをズバリ発言してもらえて、助かりました。笑



そして、講演は「因幡の白兎」へ。

「うさぎ可哀想!」

という反応を期待していたのですが、
悪役がサメ、というポイントに興味が集中していました。


考えてみると、ヨーロッパの童話では悪役はだいたい狼で、サメが出てくること自体が稀ですもんね。


さらに、丸裸にされたうさぎにも特に反応をしめさないので、文化の違い?と思ってよく考えてみると、フランスではスーパーマーケットの精肉売り場に因幡の白兎状態のうさぎが並んでいるからか...と一人納得。



今後こちらの学校では月1ペースで講演を行う予定です。


昼食を高校の学食で食べているときに、偶然高校と中学校の校長先生方にお会いし、
中学校での講演や、日本語を選択していない生徒も参加できる何かを、という
方向の話になったので、検討していきたいと思います。

2015年11月16日月曜日

週が明けて。

あの悪夢のようなテロ事件から数日経ち、
フランスは元通りの生活を取り戻しつつあります。

街にも、電車にも人々が戻り、
警備は強化されているものの、以前とあまり変わりないように感じます。


私自身は無事でしたが、
友人の友人が怪我をして病院に搬送されたり、
現場となったバーには先日足を運んでいたこともあり、
あの時に知り合った常連さんはどうなってしまったのだろうか・・・
といろいろとショックを受けておりました。

また、パリ東大学マルヌ・ラ・ヴァレの教授が2名犠牲になっていたことがわかりました。
大学関係者(生徒も含む)の中には、未だ入院している人もいると聞きます。


犯行声明と実際の事件の矛盾点なども指摘されはじめ、
一体なにがどうなっているのやら・・・


ただ、このような事件が起こり、犠牲になった方々、一般市民がたくさんいる。
それは事実です。


フランスのこと、国のこと、世界のことを考えることが一過性の流行で終わらないことを願います。



週明けの月曜日から、仕事もいつも通りに始まり、学校や商業施設、文化施設も再開しています。
(ディズニーランドパリは17日まで休業)

現在のショッピングモールの様子。たくさん人がいます。

もちろんショックは大きいし、考えることもたくさんあるけれど、
フランスにいる外国人として、何ができるのか、それを考えています。


若い世代へ日本のことを伝える、というのが私の仕事です。
たとえ日本に興味を持てなくても、世界に目を向ける第一歩になれば、
外国について、自分たちとは違う世界もある、ということを知ってくれれば、
と思いながら今後の活動を続けていきたいと思います。


今日、フランスの高校生やフランス人の学校関係者と話す機会がありましたが、

「今回のテロが起こることは予想できたけど、無実の一般市民が狙われたことがショックだった。」
「今フランスは”戦争”状態にある。フランスが新たな空爆をしたことで、第2、第3のテロも十分にありえる。だけど、家に閉じこもっていては、それこそテロリストの思うつぼだ。」
「フランス人として、普通の生活を送り続けることが重要。」

など、様々な意見を聞くことができました。

また、日曜日には、パリ市内で追悼集会が開かれ、
そこで、なにかの音が響き、現場にいた人々が
次々に発砲を聞いた、とパニックになった、ということがあったそうです。

結果的には発砲などなく、誤報だったのですが、
パニック状態で、数十人が発砲があったと証言した、というのも恐ろしい話。

このような2次的なパニックを避けるという意味でも、
今後もテロが起こる可能性がある、ということを念頭に置いて、
人が集まるところには行かない、危険とされているルートは使わない、など
慎重な行動を心がけながら、日常生活を送ることが大切なのだ、と感じた1日でした。


高校も通常通り授業を行っています。

高校の卒業生が日本についてのプレゼンを行いました。


2015年11月14日土曜日

パリ同時多発テロ事件について。

金曜の夜、フランス全土に大きな衝撃が走りました。

ニュースで既にご存知かと思いますが、
パリで同時多発テロが起こりました。

部屋にテレビがないので、はじめ何が起こったのかわかりませんでしたが、友達から、いまどこにいる!?と次々にメールや電話が届き、何事かとインターネットでニュースの生放送をみてみると、言葉を失いました。

どんどん増えていく死傷者の数...
まるで悪夢。


現場となったレストランは、今度行きたい店として私がチェックしていたところだったし、
バタクランでのコンサートに参加する予定だった、サッカーを観に行く予定だった、
など友人の話を聞くたびに、無関係の事件ではない、と認識します。

また、ニュースでは自爆テロのことをカミカゼと連呼していて、日本人としては何とも言えない気分になります。


情報はまだまだ錯綜しており、これからのフランスがどうなってしまうのか、と危惧しております。

現時点では、
シリア内戦へのフランスの軍事介入に対するテロ活動、という見方が強まっているようです。

シャルリーエブト襲撃事件と違うのは、今回は「フランスの一般市民」を狙った事件であるということ。

平和な日本では想像もつかないことですが、
フランスでは規模は違えど、今回のような事件がおこっています。

今後も、身の安全を考慮しながら、日々の生活を送っていきたいと思います。


事件から一夜明けた本日は、全容が解明されるまでマルシェやお店、美術館、商業施設など人が集まる場所は閉鎖、必要がない限りは外出を控える、国境警備を強化ということになっていますが、色々聞いていると、フランス人は出掛けていったり、買い物をしたりしているそう。(店はしまっているはずなのに...)

あちこちに警察がいるから心配しないで大丈夫!

という意見もちらほら。


そうは聞いても、パリから少し離れた我が家でもヘリコプターの音が聞こえたり、いつもは騒がしい寮内が静まりかえっていて、何ともいえない恐怖感を感じております。


教育機関への出張など、週明けからの業務はどうなるかわかりませんが、いまは犠牲となった方々のために祈り、この事件の平和的終息を願うばかりです。

安否確認など、連絡をくださった方々。
ありがとうございます。

私は無事に過ごしております。
事務所関係者も皆無事です。

これからパリへの渡航をお考えのみなさまは、きちんと状況を把握し、適切な判断をされることをお勧めします。

Pray for Paris,



2015年11月12日木曜日

メトロブロドド→アウトレット探検隊

会議、資料作り、翻訳...とデスクワークが続いています。


積極的に電話するする!!と日本にいたときにもよく言われていたあのフレーズをこちらでも上司から言われ、ネイティブスピードのフランス語にビビりながら電話をしております。笑


1か月経ちましたが、いまだに電話の終わらせかたがよくわかりません。


耳をダンボにして、他の同僚がどうしているかを聞いていますが、謎のまま。

「どうやって電話終わらせてるの~?」

と同僚に聞いても、

「考えたこともなかった。ありがとう、それではまた、でいいんじゃない?」

という至極真っ当な回答。

それをいうタイミングがつかめないまま、また受話器に向かうのでした。

意を決して、電話をしてみるも、
ばーっと話すネイティブスピーカー相手には歯が立たない。
ゆっくり話してください!とお願いしても、時間がたてばまたもと通りのスピードに・・・笑


クライアントのジョークにワンテンポ遅れて笑う、というような、関西人にあるまじきキャッチボールをしております。


そして業務後は職場と住居を往復する日々。

フランスのサラリーマンの生活を表すフレーズに、
métro boulot dodo(メトロ ブロ ドド)という表現があります。

métro:地下鉄、電車。
boulot:話し言葉で仕事。
dodo:幼児言葉で寝ること。

地下鉄乗って仕事して帰ったら寝るだけ。

どこの国でも働く者の宿命は同じなんですね。笑

私はメトロじゃなくて、RERユーザーですが、
言いえて妙だな、と笑ってしまいました。


しかしこれではいかん!


というわけで、
とあるお昼休みに、会社の近くにあるアウトレット、la vallée village(ラ・ヴァレ・ヴィレッジ)に行ってみました。


SMDのお昼休みは12時半から14時まで。

ご飯兼日光浴もしたいので、13時スタートで、カウントダウン開始!

いざ、アウトレットへ!!

事務所を出て、駅前の広場を通り、まずはショッピングセンター"val d'Europe "(ヴァルデュロップ)へ。


ここは、私の好きなお店がだいたい入っているし、大きなスーパーマーケットもあるので、
会社帰りに寄ったり、お昼御飯を同僚と買いに来たり、となにかとお世話になっています。

屋内なので、天候に関係なく楽しめるのも魅力。

目指すアウトレット、ラ・ヴァレ・ヴィレッジはショッピングモールの奥にあります!

ショッピングモールの様子。微妙にクリスマス仕様。

クリスマス仕様になった内装の下、どきどきしながら未踏のアウトレットへいざ入場!
(アジア系の観光客が向かう方向についていくと、すぐわかります。(笑)


アウトレット(屋外)の様子。

「わー!街みたいやー♥」
という、お馬鹿な感想を抱きつつ、
ブランド紙袋をさげた方々の間を早足で歩きます。


私にはタイムリミットがあるのです!

ざっと見ていると、とにかくブランドだらけ。

Armani、COACH、Céline、Dolce&Gabbana、FURLA、Gucci、Givenchy、Jimmy Choo、LOEWE、Marni、Tod’s、極度乾燥(しなさい)でお馴染みのSuperdryや、スターバックスも。


意外にもYSLやCHANEL、Hermèsといったフランスの有名どころがないことに驚きました。


写真撮影禁止、と聞いていたので、一応、警備の方に聞いてみると、
「店の外は撮ってもいいよ~!」とのこと。
その人の近くで(他の警備員さんに怒られたら嫌やし)パシャパシャっと撮ってみました。

暗くてわかりにくいですが、左端にプレゼントを積んだトナカイの装飾が。

店舗の内装はすっかりクリスマス仕様になっていました。

写真に写っているトナカイは、たくさんのプレゼントをくくりつけられて、
ブランド品を運んでいるのでしょうか。
お疲れ様です(笑)

お客さんはツアーできている人も多く、フランス語はほとんど聞こえてきませんでした。


店舗の前に設置されたベンチでは、買い物をする奥さまや彼女を外のベンチで待つ男性陣が休憩をしていて、万国共通なんやな~としみじみ。


そんなとき、ひと際輝くショーウィンドウ発見!



「わ~!きらきらのチュチュや~♥」

とまたお馬鹿な感想を抱きつつ、ぎり店内じゃないし、と写真撮影。
近くの警備員さんもなにも言わなかったので、大丈夫みたいです。笑


このウィンドウは、日本女子が大好きなRepettoです。


以前フランス人の同僚とレペットの話をしたことがありましたが、

「なんで日本人はあんなにレペットに行きたがるの?フラットシューズならどこでも売ってるじゃん。」
と不思議そうに聞かれたことがあります。


「BB(ベベ)が!ブリジットバルドーが!映画で履いててとってもかわいかったの!
あのベベみたいになりたいの!」

憧れのベベとレペットの関係をどんなに力説しても、


「”若いときの”ブリジットバルドーでしょ?笑」
と、皮肉で返されてしまいました。

(BBの小悪魔な魅力が、時を経てどうなったのかは、ネットで画像検索してくださいませ・・・笑)

フランス人にとって、レペットはバレエシューズのお店。
ダンスをやっている人やファッショニスタは知っているけれど、それ以外の人からの認知度はあまり高くないようです。


ここでそろそろタイムアウト。


競歩並みのスピードでアウトレットの端まで行き、ターンしてまた競歩並みのスピードで戻ってきました。


お昼休みの一瞬でしたが、リフレッシュできたように思います。


今週もあと一日!
最近はどんよりとした天気が続いています。

これは今朝の窓からの風景。

霧がものすごい。

通勤時間は真っ白でした。


濃霧で前が見えない・・・!!!!
仲間とはぐれてしまった・・・!!!

と一人で脳内探検隊ごっこしながら、通勤しました。
だいぶイタイ感じに仕上がりつつありますが、元気でやっております。笑



おまけ。
デスクの引き出しの奥で見つけた蛍光ペン。
いままで発見されなくて、いじけてしまったのでしょうか。笑

2015年11月1日日曜日

東京オリンピックにむけて

今週は会議、会議、会議...の週でした。

フランス語で繰り広げられる会議、必死にメモを取り、場合によっては通訳し、そして発言し、となかなか集中力と精神力を使います。

通訳って本当に難しい。

一言一句すべて訳すわけにもいかず、
かといって意訳しすぎてもいけない。

コツとかあるのかな?
と、ネットで探してみても、自分のやりやすい方法を見つけましょう!みたいなことしか書いておらず、がっかり。笑

意気消沈、疲労困憊で帰路についていると、
向いのホームから、

「れおな!手を繋ぎなさい!!」
との声が。

(私ですか...!?)

と驚いて顔をあげると、
五歳くらいの女の子に、お母さんが叫んでいました。

同じ名前だったんですね(笑)

日本では、駅前で募金を募っていた動物愛護団体のわんちゃんが同じ名前だったことがあります。ラブラドールのれおな。笑


思いがけず初めて出会った同じ名前の人、
フランスのリトルれおなに、少し癒されました。笑

楽しいこともたくさん、辛いこともたくさん、
色々なことを経験して成長していくのだ、とつくづく感じます。

アラサーと呼ばれる世代ではありますが、
まだまだ成長途中です。


体も横に大きく絶賛成長中。
越冬のため、この時期になると脂肪の蓄えがはじまるようです...困った。笑


さて。
先日、パリで開催された、舛添東京都知事の講演会に参加してきました。

講演会会場は凱旋門の近くでした。


今回の講演会の内容は、2020年の東京オリンピックに向けて。

環境・スポーツ・教育・文化など多岐にわたってパリ市と東京都が協力していくほか、
2024年夏季オリンピック開催地に立候補しているパリを応援していく、とのことでした。

イダルゴ パリ市長との会談で、
「セーヌ川で泳げるように環境改善をする」との発言がありました、との都知事の発言に、
会場内では一番の笑い(というか苦笑?(笑)がおこっておりました。

「&TOKYO」に落ち着いたロゴ。使用例が発表されていました。


参加者の中では日本の暑さを心配するフランス人の声が多く、
どのように対策・対応していくのか、気になるところです。


暑さといえば、現在のフランスは寒さも少し落ち着き、
日中は15度~20度ほど。

太陽の出ている日も続き、
ランチタイムには日光を求めるフランス人がレストランのテラス席に並びます。

日光大好きなので、太陽が出ているとうれしいのですが、
残念ながらオフィスのマイデスクは直射日光があたるため、
晴れている日は眩しくて大変です。笑

サングラスかけていいよ(笑)

と上司に言われましたが、真剣に検討しようと思っています。笑



マイデスク。

オフィスには、もちろん兵庫県の観光ポスター!
オフィスの扉。上司と私の名前がしっかり印字されています。


明日からは出張続きでまた忙しい週になりそうです。



おまけ。

近所で見つけた日本食レストラン(串焼き屋さん?)
「ぐしやき」