本日のフランスニュース!
一部の単語からは、アクセント記号:アクサン・シルコンフレクスが消えるそう。
アクサン・シルコンフレクスとは、â・ê・î・ô・ûのように、母音の上についている山のこと。
シャポー(帽子)なんて呼ばれることもあります。
今回の見直しは、強制的に排除!というよりも、
iとuのシャポーが義務的ではなくなる、つけてもつけなくてもいいよー☆というざっくりした感じになるらしい。
これを受けて、フランス人のSNSは、大盛り上がり。
見ている感じだと、反対派が圧倒的多数という感じでしょうか。
小さなシャポーがあるとないとでは大きな違いが生まれる、という例を挙げて、
大きなムーブメントになりつつあります。
今回の見直しで、よく例として挙げられているのが、
玉ねぎ(oignon)と週末(week-end)。
oignon→ognon
week-end→weekend
となるそうです。
シャルリーエブド襲撃事件の時に誕生した「Je suis Charlie(私はシャルリー)」を、
「Je suis Circonflexe(私はシルコンフレクス)」やら「Je suis Oignon(私は玉ねぎ)」と変えて投稿している人も。
なんでも「私は~」をつければいいってもんじゃない!という意見も見られますが、みなさんはどう思われますか???
日本語だと、発音に違いがあるのであまり比較にならないですが、
「濁点はつけてもつけなくてもいいよー!教科書は「か」でも「が」でもどっちでもOK!」
と言われたら、戸惑いませんか??笑
フランス語ではiとî、uとûに関しては発音が同じなので、
「今日から「は」と「わ」はどっちでも正解!「私わ」でも、「私は」でもいいよー!
教科書も両方使っていくし!」
と言われたらびっくりしません??
そんな感じです。笑
今回も、たくさんの画像が作られていますので、ちょっと紹介。
フランス語にとってシルコンフレクスがいかに大切か、というのをトリコロールカラーを使って表しているものが多いのが特徴ですかね。
そもそも、携帯のメールを打つときに面倒くさくてアクセント記号をとばしたり、文章を書くときや動詞を活用させるときに、アクセント記号を忘れていたりと、あまり執着心はなかったのですが、今回の騒動ではじめてシルコンフレクスについて深く考えています。笑
色々とアクサン・シルコンフレクスについて調べていると、
フランス語のシルコンフレクスは英語のSに置き換えられる、ということを初めて知りました。
アクサン・シルコンフレクスがついている母音のすぐ後ろにSをつけると、
forêt(森・フランス語)→forest(森・英語)
hôpital(病院・フランス語)→hospital(病院・英語)
まあ!不思議!!笑
その他にも、もともと重母音の言葉を軽量化(?)するために使われているようです。
aage→âge(年)
まあ!すっきり!!笑
もちろん、全部が全部そうではないですが、
Sに置き換えることで、なんとなく英語の単語も想像できるというお得感がありますよね。笑
フランス語と英語は似て非なるものなのですが、
アルファベット=英語 という認識でいた脳内に、
突如フランス語が加わり、頭の中はぐちゃぐちゃです。笑
英語を話そうとするとフランス語が邪魔をするし、
わからない単語を英語で言ってみたら発音は違うけどフランス人に伝わった!ということもあります。笑
あと、なんとなく日本語で言ったら伝わることも。笑
ポシェット、グランプリ、ランジェリー、アンケートとか!
全部フランス語でも意味は日本語と同じです。
というか、日本語がフランス語由来なのかな?
なんでだったかバッタの話をしていたときも、
学生時代、いつ使うねん!と思いながら覚えた、
渾身の「グラスホッパー!」を英語で言っても通じず、
ディズニーの某キャラクターを思い出し、「クリケット!」
というと、あー!criquetね!と伝わったこともあります。笑
逆に、日本語が定着した単語も多く、
柿、畳、布団、禅、シイタケ、掛物、豆腐などはそのままで使えます。
リンゴの種類:フジもそのままの名前で売られていたし、
フランス人も大好きなカニカマは、すり身という名前で売られている人気商品です。
禅に関しては、イメージを広げて、
冷静、落ち着き、リラックス・・・などなどのニュアンスで使われるので、
「禅になろうよ!(冷静になろうよ!)」
というちょっと不思議な表現になっていますが、
アロマのコーナーに、「禅」というジャンルがあるくらい、
浸透している言葉です。
そういえば先日、会社の近所にあるスーパーで、白滝を発見しました!
KONJACと書いて、こんにゃくと読むようです。
こんにゃくのスパゲッティーと説明されていますが、間違ってはないかな。笑
ジャパニーズキレイシークレットということばと、
カワイイ日本人の画像で美意識を刺激する戦略ですかね。
日本人=キレイ、カワイイ と思われている証拠だともいえます!誇らしい!
ただ、白滝ってこんなお素麺みたいな食べ方するんだっけ・・・??
と疑問は残りますが、小さなスーパーでも仕入れているくらい、日本食への関心は高まっているようです。
現在はアジア各国の旧正月にあわせて、
小さなスーパーでも、ざっくりとしたアジア食料品コーナーが設けられています。
日本食材(らしきもの)が手に入りやすいので助かるー!
「おいしい」とか「たのしい」とか怪しすぎる名前の商品も多いですが、
わざわざパリまで行かずとも、恵方巻の材料が入手できたので、大満足!!
節分には、白ワインビネガーを使った酢飯を「楽しい」という名前の海苔で巻き、アボカド、サーモン、卵焼き、スリミ(カニカマ)を入れた特製豪華巻きを作りました。
南南東を向いて黙って丸齧りしたので、これで今年も健康に過ごせますね!(^^)
最後、お気づきになりましたか???
アクサン・シルコンフレクスとか関係ないしーと思っていた人も、
実は顔文字の目として使っているのですよ、アクサン・シルコンフレクスを・・・笑
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