フランス語では、イースターのことを、Pâques(パック)と言います。
ちなみに、イースターとクリスマス、
アルザスだけはほかの地域より、祝日が一日多いのです!
日本ではまだまだ馴染みのないイースターですが、
こちらではハロウィンよりも浸透している祝日。
ざっくりいうとキリストの復活祭です。
地域や家庭によって様々ですが、
アルザスではクリスマスに次いで、なかなか盛大に祝います。
イースターの日曜日には家族が集まって、
子羊の肉(ジゴ)、卵料理、クレソンなどをいただきます。
今年のテーブルセッティングはこんな感じ。クリスマスは赤、イースターは白です! |
こんなデコレーションも。 |
チョコレートのうさぎ。 |
1人1人名前の書かれた卵のケースに、イースターのお菓子が入っています。 |
パパは肉担当。 |
アントレのゆでたまご(ミモザ)とクレソン。 クレソンでとりの巣を表現しています。 |
食事とデザートの間にはチーズ!これでも少ないほう! 赤ワインと一緒に。 |
コルマールの街中も、イースター仕様になっていました。
この日は天気も良く、近隣諸国(というかおもにドイツ)からの観光客がたっくさん。
コルマールは小さな町なので、友人と歩きながら、春の訪れを感じる1日となりました。
公園では、子ども向けに卵探し大会も開催されていて、賞品のチョコレートと交換してもらうべく、
子どもたちは必至で隠されている卵を探していました。
そして、毎回アルザスに帰ると行われる、大お菓子作り。
フランス人とイベントごとのお菓子は切り離せない関係。
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名前入りの大きなチョコエッグをもらいました! |
チョコレートのほかに、アルザスのイースターで欠かせないのが、
Lammele(ラマラ)と呼ばれる焼き菓子。
イースターの時期にしか作らない、レアキャラです。
ざっくりいうと、羊の形をしたケーキ。
アニョーパスカル(復活祭の子羊)なんて呼ばれ方もします。
~ラ というのは、アルザスの方言で、小さな、に当たるらしい。
例えば、花子ラというと、小さな花子ちゃん。
アルザスの各家庭には、代々伝わる陶器の型があって、それを使って作ります。
アルザス北部には、Soufflenheim(スフレンハイム)という陶器作りで有名な町があり、
そこから来たものがほとんどだそう。
近代的なアルミ製のものもありますが、それだと羊の表情が綺麗にでないんだとか。
このイースター休暇中に、親戚ご近所、あらゆるところへ配るため、
15個以上は作りました、ラマラ。笑
ここからしばしラマラ写真祭をご堪能ください。笑
きれいにできたラマラ。羊の表情も出ています。 |
仕事でも見せないような、必死な顔で作っています。笑 |
上手く焼けたラマラと、スフィンクスみたいになったラマラ。 |
ラマラと、近所のパン屋さんで買ったイースターのウサギパン。 |
今回のアルザス滞在で、新しい出会いがありました。
「Fleischsnackas(フライシュナッカ)」という、アルザスの伝統料理です!
親戚のお宅で、手作りのものをいただいたのですが、
めっっっっっっちゃ美味しい・・・!!!
写真を撮るのをわすれるくらい、ものすごくおいしかったです。
フライシュナッカは、アルザス語で、肉のカタツムリ、という意味だそう。
名前の通り、カタツムリのような形に肉が巻かれています。
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写真はネットから。 |
そのままでも味がついているのですが、トマトソースをかけて食べるパターンもあるらしい。
あまりにも衝撃的で、アルザスから買って帰ってきました。(もう食べちゃったけど。笑)
お肉屋さんで、半生のフライシュナッカを買い、
ビーフブイヨンで煮込んだあと、両面を焼くと、美味しいフライシュナッカができます。
アルザスで食べさせてもらったものと比べると、出来はよくなかったですが、
それでも十分おいしかったです!!
アルザスの料理、というと、
「肉ばっかりで重い。」
というのが大半のフランス人の印象。
正解です!笑
でもおいしいので、冬にはぴったり。
シュークルート(ザワークラフト)も、とっても美味しいし、
食べなれているからか、私はアルザスの料理が大好きです。
もちろんアルザスのワインも大好き。笑
次にアルザスに帰るのは夏のバカンスかなー。
ワイン祭には強制参加らしいので、いまから肝臓トレーニングせねば!笑
食べて笑って、楽しいよい休暇でした。
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アルザスから持ち帰った豪華ご飯で夕食。パパがくれたワインとともに。 |
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