4月も下旬、春真っ盛りのはずなのに、
最近のフランス・パリは極寒。
今日の最低気温は2度です。
春どこいった・・・!!!
と愚痴りながら、まだまだ暖房をきることができない感じです。
そんな変な気候の寒すぎる4月ですが、いつものように、県内の小学校でアトリエ開催してきました!
今回は、リクエストのあった、日本の昔話(童話)について。
ここは日本人なら誰もが知っているあの話、桃太郎しかないやろ!
と事務所にある紙芝居をフランス語に訳し、いざ出陣!
「全部覚えているの・・・!?」
と生徒から質問が。笑
裏に文字が書いてあるから、話をしながらみんなは絵を見ることができるんだよ☆
とネタばらし。
やるきなさそうな生徒がうつっていますが、平常運転です。笑
そして、この日はカーニバルということで、子どもたちは仮装で登校!
先生方もはりきってコスプレしていました。
私もしていけばよかった。笑
暗黒面にはまだ落ちていない様子。 |
授業態度が悪く、居残りで作業を手伝わされているスパイダーマン。笑 |
戦隊ヒーローや天道虫、お姫様も。 |
かわいい仮装の子どもたちは、普段よりハイテンションで、
桃太郎が犬・猿・雉に出会うたびに歓声があがっていました。
ちなみに、桃太郎の紙芝居に登場する犬、日本ではおなじみの和風なわんこ。
フランスでも最近はやっているので、町中でちらほら柴犬を見かけますが、
子どもたちにとっては見慣れない犬種。
「なんかまじめそうな犬!!」
「たぶんかしこい犬だ!!」
と評価していました。
パリの街で柴犬を見かけるのは、なんとも不思議な気分。
もちろん飼い主はフランス語で話しかけているので、
ごりごりの和風フェイスの柴犬とフランス語のコラボはちょっと笑えます。
桃太郎で子どもたちが食いついたのは、
「桃から生まれた」ということ。
そして、キビ団子。
「おばあさんが作った、力を与え、パワーアップさせるお菓子!」
と私が訳したからか、子どもたちにとって、めっちゃ格好良いアイテム的な位置づけになっていました。笑
紙芝居の後には、フランスの童話との比較を口頭で。
「フランスの童話にはどんな動物が出てきますか?」
ぶた!はくちょう!ねこ!きつね!
「フランスの童話で、悪者はどんな動物?」
おおかみ!!!
ヨーロッパの童話は基本的に森周辺(森の中のお城とか、湖とか)が舞台なので、森の生き物がよく登場します。
対して、日本の童話は山村のイメージ。
動物は猿とか犬とか狸とかね。
童話ひとつとっても、西欧と日本の違いは顕著に現れていますね。
みんなで意見交換したあとは、こどもたちお待ちかねのお絵かきタイム!
みんなとっても上手に描いてくれました!:)
ももたろう という文字も、板書を写しながら丁寧にがんばって書けていますね!
次回は何をしようかなーと考え中です。
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