遂にダウンコートを解禁し、フードもかぶってもこもこぬくぬくで通勤しています。
同僚たちも、手袋をしはじめたり、帽子をかぶりはじめたり、防寒はばっちり。
同僚たちは車通勤のはずなので、そこまで防寒しなくても・・・という言葉を飲み込んで、
それぞれの寒さとの戦いを見守っています。
私の仕事の始まりは、同僚たちの部屋へ挨拶周りに行くことからはじまります。
先にきている人には、自分が着いてすぐ、
後から来た人には、その人が着いたらすぐに挨拶へ行きます。
あまりにも忙しくて誰も近寄らないで!というときは、各自部屋のドアを閉めるという暗黙のルールがあるので、わかりやすくていい。笑
英語でもそうですが、フランス語でも、挨拶のあとには、元気?(ça va?サバ?)というフレーズが続きます。
サバだけではなく、あらゆるパターンの元気?調子はどう?があるので、同僚への挨拶は毎日少しずつ変えながらコミュニケーションをとっています。
元気だよ!ありがとう!のあとには、
昨日こんなことがあってさ~
今日これしなきゃいけなくて~
と、さすがおしゃべり大好きフランス人らしいエピソードが続きます。
それだけでもかなりフランス語の練習になるし、
仕事の話をすれば、アドバイスや同情をもらえることもあります。笑
特に何もない日でも、
いつも通りだよ~では話が広がらないので、
毎朝通勤電車の中で、今日話すことを考えています。
ネタ集めですね。笑
通勤電車でよく見かける光景がこちら。
メトロやRERでよく見かける光景です。
座席の上にあるのは、駅の構内などで無料配布されている日刊の新聞。
電車に乗る前にとって、車内で読んで、そのまま放置。
そして、次に乗った人がそれを拾って読んで、そのまままた放置。
人の多い駅などでは、ほしいのにもうない!ということが度々あるので、
電車の中で見つけたらラッキーです。
座席の間に挟まっていようが、床に落ちていようが、
みんな全然気にせず拾って読んでいます。
(さすがにドロドロとかぐちゃぐちゃという時には、拾っていませんが)
青空図書館みたいなものでしょうか・・・笑
かなりの頻度で座席に置かれているのを見るのですが、
つねにその日のものしか見かけません。
意外と(というと失礼ですが)きちんと車内清掃しているんですかね。
RERはその線や行先によってかなり雰囲気が変わります。
私がいつも使うA線は、ディズニーランドへ向かう観光客だらけです。
特に、ディズニーランドが始発の電車は、夢の国気分で耳を付けていたり、テンション高めな若者が多く乗っています。あとは、疲れて寝ている子ども。
出張で使うE線は、車体にスプレーで落書きしてあったり、窓に文字が彫られていたり、と
ちょっと緊張します。
窓の文字は、どうやらナイフで掘っているそうで、
考え方によれば、ナイフをもっている人が乗っている、ということですよね。
夜遅い時間や人の少ない時間、必要な時以外は乗りたくないなあ・・・
最近仕事のことばかりだったので、面白い話を、と思ったのですが、
日常生活でおもしろいことがあまり起こっておりません。
天気も悪く、観光もできておりません。
近所にお城があるので、行ってみようとおもうの!
と会社で話していたのですが、こんな天気の悪い寒い時期に行くもんじゃない、とバッサリ言われてしまいました。笑
最近は、やっと寮の洗濯機の使い方がわかり、
趣味:洗濯になりつつあります。笑
今までは、現金でできたそうですが、
ICチップ付きの学生証にお金をチャージしてつかうものになりました。
チャージの仕方も、校内に機械があって~
とかではなく、インターネットを使って自分の銀行口座から振り込む形です。
スキミングされ(詳しくは先日の記事、「(私的)大事件発生!!」をご参照ください。笑)、
カード嫌い!となっていた私ですが、
そうも言っていられず、やっと届いた新しいカードを手に、恐々ネットでチャージをしました。
洗濯機や乾燥機のボタンが取れていたり、脱水したら扉の下から水が出てきたり、と
使い方はいまいちよくわかりませんが、居合わせた学生に、
「これであってる?」「この表示はどういう意味?」
なんて聞きまくって、なんとか洗濯マスターになりつつあります。
洗濯物の色移りを防いでくれるシート。便利です! |
実は、学生証にチャージする仕方も長らくわからず、洗濯室にいた学生を捕まえて、
「私もチャージしたいんやけど、どうやってやったの?」
と、コミュニケーション能力高めでぐいぐいいっています。
日本にいても割と開けた性格だとは思っていますが、
フランスにいると更に開けた人格になるようです。笑
フランス人の人懐っこさに影響されているのでしょうか。
おしゃべり大好きなので、フランス人は知らない人とでも会話をしている様子をよく見かけます。
偶然駅で隣にいる人にも、電車遅いわね~なんて話しかけるし、
レジに並んでいるときにも、ちょっとした世間話が飛び出します。
今日も駅で、
「パリ行きの電車はここのホームであっていますか?」
と観光客のカップルが、英語で話しかけてきたので、
「そうですよ~あと3分でくるはずです!よく遅れるからわからないけど(笑)」
なんて答えていたら、横にいたおじさまやマダムが、
「パリのどの駅までいくの?」
「この電車はパリのいろんな駅にとまるよ!」
と加わり、
「○○駅まで行きたいんです。」
というカップルの答えに、
「○○駅停まるんだっけ?」
「乗り換えなきゃいけないんじゃないか?」
「表示見たらわかるわよ!」
みんな口々にいろんなことを言う・・・笑
カップルが困り始めたころ、近くにいた青年が、
「アプリで調べるから待って!」
「○○駅、停まる停まる!安心してください!」
ナイスアシスト!!!!
これで一件落着かと思いきや、
「でも、次の電車も停まるのかしら?」
マダムがキラーパス。
カップル大困惑。
結局電車に乗って、車内の表示を見ても、
この表示はあてにならないだとか、停まるはずだ、とか
いつまでも議論していました・・・笑
フランス人は英語を話さない、と言われていますが、
困っている人には英語で助けてくれます。
駅探し騒動も、説明すべきところは
みなさん英語でカップルに伝えていました。
(言ってることがころころかわるので、カップルは余計混乱したようですが。笑)
困っているから察してください・・・!!!
では、絶対に気づかないので助けてはくれませんが、
困っているので、助けてください・・・!!!
と言えばものすごく親身になってくれるのがフランス人だと思っています。
(フランス人というまとめ方は、ちょっと違う気もするので、
フランス国民の、フランスで育った人の、フランスに暮らす人の、
という感じのニュアンスで受け取ってください。)
クールなようで人情深くて熱い。
話していて、意見の違いで言い合いのようになっても、
自分の意見を主張するだけで、相手を否定しない。
そして知らず知らずに次の話題に移って、何事もないように話を続ける。
潔さというか、個人主義というか、
そういうところが私の好きなところです。
以上、今回は日常生活のことをお伝えしました!
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