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2016年3月25日金曜日

墨文字デザイン展示会

3月23日(水)から25日(金)まで、兵庫県パリ事務所で、
墨文字デザインの展示会が開催されました!


23日にはヴェルニサージュ(展覧会の初日のパーティ)が行われ、
平日にもかかわらず、たくさんのお客様が足を運んでくださいました。



私も微力ながらSNSなどで告知をしていたので、友人たちに墨文字の魅力を伝えるとともに、
兵庫県についてぞんぶんにアピールすることができました。


兵庫県への誘致活動絶賛継続中。笑




展示会は、
書家の西濱渓泉さんの人柄か、柔らかく女性的な作品が多く、とても素敵でした。


西濱渓泉さんと作品
伝統的な「書道」だけでなく、ポストカード、Tシャツ、おしぼり置きまで、様々なスタイルがあり、
まさに「生活に溶け込む墨文字」。


アート書は、墨にラメを含ませたり、顔彩と呼ばれる絵の具のようなもので挿絵をいれたり、
親しみやすい作品が多かったのも印象的。


顔彩も展示してありましたが、日本特有の色が並んだパレットは、とても美しかったです。
名前も、鮮光黄、浅葱、紅梅、群青、花白緑、白群・・・となかなか粋。



ちなみにこの顔彩、顔料に膠・アラビアゴム・水あめ・砂糖などの固着剤を練り合わせてあるので、乾くと水に触れても流れません。

日本書画には完成作品を軸装等、表装時に裏打ち(作品を水に触れさせる工程)があるので、水彩絵の具では軸装ができないんだとか。


勉強になります!



招待した友人たちも今回の展示会を気に入ってくれた様子で、フェイスブックの壁紙(っていうんですかね?笑)に作品を設定してくれているフランス人もいて、大変うれしく思います。

ヴェルニサージュの様子1
ヴェルニサージュの様子2


作品ももちろんですが、作品を貼っている着物ボードという着物の生地を使ったボードがとてもかわいかったです。


家に置いたり、お店の展示に使ったらウケそうやなあ、と思いながら見ていました。笑




「桜花爛漫」「花鳥風月」
まっすぐに貼っていないのがポイント。(フランス人職員談。)

来週には西濱さんとセーヌ・エ・マルヌ県でのコラボレーション企画もあるので、その様子はまたお知らせします!



さらにひょうご交流センターでは、今後もたくさんの催し物を企画しています。



○日本文化講座「ジャポニスムとアールヌーボー」

セーヌ・エ・マルヌ県在住のジャポニスム研究科・蒐集家Antoinette MARTIN氏による文化講演会。(日本語)

4月7日(木)  第1回 ジャポニスムとは

4月14日(木) 第2回 パリで見られるジャポニスム

5月12日(木) 第3回 パリのアールヌーボー

5月19日(木) 第4回 日本が影響を受けたアールヌーボー


○「Azu&Hiro」展 4月26日(火)~4月29日(金)

兵庫県出身の2人のアーティスト、人気えほん作家として活躍する村上浩子氏と、日本の日々の暮らしの中にとけこんだ「いけばな」を教える嵯峨御流(さがごりゅう)華道家・井上東氏の作品コラボレーション。

http://studioroko.com/





○「森合那緒(MORIGO Nao)」絵画展 5月30日(月)~6月3日(金)

神戸在住の画家・デザイナーとして幅広く活躍する森合那緒氏の優しく繊細な感性溢れる温かな作品を紹介。


http://addfuns.com/


みなさま、ぜひともご来場ください~ :)


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