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2016年3月28日月曜日

パック~アルザス・グルメ紀行~

この週末はイースター休暇ということで、アルザスの家族のもとへ行ってきました。


フランス語では、イースターのことを、Pâques(パック)と言います。


ちなみに、イースターとクリスマス、
アルザスだけはほかの地域より、祝日が一日多いのです!


日本ではまだまだ馴染みのないイースターですが、
こちらではハロウィンよりも浸透している祝日。


ざっくりいうとキリストの復活祭です。


地域や家庭によって様々ですが、
アルザスではクリスマスに次いで、なかなか盛大に祝います。


イースターの日曜日には家族が集まって、
子羊の肉(ジゴ)、卵料理、クレソンなどをいただきます。


今年のテーブルセッティングはこんな感じ。クリスマスは赤、イースターは白です!

こんなデコレーションも。

チョコレートのうさぎ。

1人1人名前の書かれた卵のケースに、イースターのお菓子が入っています。

パパは肉担当。

アントレのゆでたまご(ミモザ)とクレソン。
クレソンでとりの巣を表現しています。

食事とデザートの間にはチーズ!これでも少ないほう!
赤ワインと一緒に。



コルマールの街中も、イースター仕様になっていました。









この日は天気も良く、近隣諸国(というかおもにドイツ)からの観光客がたっくさん。


コルマールは小さな町なので、友人と歩きながら、春の訪れを感じる1日となりました。


公園では、子ども向けに卵探し大会も開催されていて、賞品のチョコレートと交換してもらうべく、
子どもたちは必至で隠されている卵を探していました。






そして、毎回アルザスに帰ると行われる、大お菓子作り。



フランス人とイベントごとのお菓子は切り離せない関係。

名前入りの大きなチョコエッグをもらいました!

チョコレートのほかに、アルザスのイースターで欠かせないのが、

Lammele(ラマラ)と呼ばれる焼き菓子。
イースターの時期にしか作らない、レアキャラです。


ざっくりいうと、羊の形をしたケーキ。

アニョーパスカル(復活祭の子羊)なんて呼ばれ方もします。


~ラ というのは、アルザスの方言で、小さな、に当たるらしい。

例えば、花子ラというと、小さな花子ちゃん。



アルザスの各家庭には、代々伝わる陶器の型があって、それを使って作ります。


アルザス北部には、Soufflenheim(スフレンハイム)という陶器作りで有名な町があり、
そこから来たものがほとんどだそう。



近代的なアルミ製のものもありますが、それだと羊の表情が綺麗にでないんだとか。


このイースター休暇中に、親戚ご近所、あらゆるところへ配るため、
15個以上は作りました、ラマラ。笑


ここからしばしラマラ写真祭をご堪能ください。笑


きれいにできたラマラ。羊の表情も出ています。

仕事でも見せないような、必死な顔で作っています。笑

上手く焼けたラマラと、スフィンクスみたいになったラマラ。


ラマラと、近所のパン屋さんで買ったイースターのウサギパン。



今回のアルザス滞在で、新しい出会いがありました。



「Fleischsnackas(フライシュナッカ)」という、アルザスの伝統料理です!


親戚のお宅で、手作りのものをいただいたのですが、
めっっっっっっちゃ美味しい・・・!!!


写真を撮るのをわすれるくらい、ものすごくおいしかったです。


フライシュナッカは、アルザス語で、肉のカタツムリ、という意味だそう。


名前の通り、カタツムリのような形に肉が巻かれています。


写真はネットから。



そのままでも味がついているのですが、トマトソースをかけて食べるパターンもあるらしい。



あまりにも衝撃的で、アルザスから買って帰ってきました。(もう食べちゃったけど。笑)



お肉屋さんで、半生のフライシュナッカを買い、
ビーフブイヨンで煮込んだあと、両面を焼くと、美味しいフライシュナッカができます。


アルザスで食べさせてもらったものと比べると、出来はよくなかったですが、
それでも十分おいしかったです!!



アルザスの料理、というと、

「肉ばっかりで重い。」

というのが大半のフランス人の印象。


正解です!笑


でもおいしいので、冬にはぴったり。


シュークルート(ザワークラフト)も、とっても美味しいし、

食べなれているからか、私はアルザスの料理が大好きです。

もちろんアルザスのワインも大好き。笑


次にアルザスに帰るのは夏のバカンスかなー。
ワイン祭には強制参加らしいので、いまから肝臓トレーニングせねば!笑



食べて笑って、楽しいよい休暇でした。


アルザスから持ち帰った豪華ご飯で夕食。パパがくれたワインとともに。

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