このブログを検索

2015年10月14日水曜日

ハプニングと再会

渡仏して、あっという間に1週間が過ぎました。


月曜日。

時差ぼけもなおり、今週も元気に出社!
いつもの駅から、いつもの電車で。

案内表示のミッキーマウスマーク(前回の記事参照)もばっちり確認して、行き先よーし!


が。


途中の駅で、突然の終点宣言アナウンス。

私を含め、乗客たちは、
アナウンス間違った?え?表示は違ったよね??という感じでソワソワ。

アナウンスは間違っていませんでした。

全員おろされ、次の電車を待つことに。

なかなかこない...

ホームで煙草を吸うひと、電話をするひと、いちゃいちゃするひと、色々いましたが、どことなくみんなソワソワ。笑

こちらはぐんと寒くなり、最低気温は3度ほど・・・

寒さに凍えながら、ホームで電車を待ちました。

やっと到着した電車に乗り、出発したところで機械アナウンスが。

「この電車は、終点まで直通です。」

Quoi !?(なんやって!?)

と思わず突っ込みたい気持ちを圧し殺し、
聞き違いかもしれない、と隣のマダムに一応確認。笑

やはり直通で、やっちまった感満載のアジア人と、同情してくれてる風のマダムという不思議な構図ができあがりました。

そんなとき、もう一度アナウンスが。

やっぱり直通...

折り返して戻らなきゃ、上司に連絡入れとかなきゃ、と考えていると、
機械のアナウンスを打ち消すように、車掌さんの肉声アナウンス。

「この電車は終点までちょくつ「各駅に停まります!か く え き に 停まります!」


おお!!!!

そして何事もなかったかのように、駅につき無事に出社...

とはいきませんでした。笑

遅延の影響か、駅はものすごい人の数。

改札も混んでいて、
ICカードをタッチしてゴー!というわけにはいかず、
誰のタッチで改札を通っているのかすらわからない状態。なんなら、タッチせずにキセルしてる人もいる。

そんな中で、タッチしてゴーしようとした私ですが、改札を通っている途中にドアが閉まり、挟まれるという事案発生。どんくさすぎる。笑
事案発生現場”ヴァル・デュロップ駅”の写真

小心者なので、人が少ない時に遠くから撮りましたが、
駅の様子はおわかりいただけますでしょうか。笑


改札に設置されたドアは、ただの?クリアガラスの板ですが、ものすごい勢いと力で閉まります。
肋骨を折る勢いで、潰す勢いできます。笑

後ろのお姉さんが、ぎょっとした顔で、連続タッチして救出を試みてくれましたが、なかなか開かず。隣の改札を通っていく人も唖然。

改札に挟まれてもがくアジア人というのは、とてもシュールな光景だったに違いありません。

結局、お姉さんの後ろにいたお兄さんが、冷静にワンタッチして、改札を開けてくれました。

私も、お姉さんもプチパニックで、無理矢理抜け出そうとしたり、連続タッチしまくったりしたことが敗因ですね。

こういうときに、冷静になることが大事やと悟りました。笑



そして、火曜日は、うれしい再会。


今年の夏に3か月間ひょうご海外研修員として、
セーヌ・エ・マルヌ県から兵庫県に来県していた、
研修員マウリ君と晩御飯にガレットを食べに行きました。


日本ですごくお世話になったから、今度は僕たちが返す番だ!と燃えております。
(もう一人の研修員はボルドーへ引っ越してしまいましたが、困ったことはないか、とよく連絡をくれます。)

本当にありがたいことです。

日本に戻ったら、絶対にまた兵庫県に住みたい!東京より好き!!

と熱く語るので、ぜひまた兵庫県に戻っておいでよ!

と熱く答えておきました。



ガレットとマウリ研修員

私が頼んだのは、ラクレット風ガレット。

ラクレットとは、
溶かしたチーズを、ジャガイモや生ハム、ピクルスと一緒に食べる、
フランスやスイスのポピュラーな冬の料理です。

(噂によると、某アルプスの少女アニメでも、たびたび登場しているそうです!)


冬が近づくと、スーパーで20枚切りのラクレット用チーズが何種類も販売されるほど、
人気があるようです。

その人気は、
関西人のたこ焼き器に匹敵するくらい、
フランスの家庭にはラクレット用グリルがあるのではないかと思うほど。


そして、ガレットのおともには、シードルが欠かせません!

シードル(英語だとcider:サイダー)はりんごを使った発泡酒で、
フランスでは、ノルマンディー地方やブルターニュ地方のものが有名です。
(シードルを蒸留したものが、カルヴァドスになります。)
グラスではなく陶器のカップでいただくのが、正統派。

ラクレット風ガレットと、シードル

そして、「いらっしゃいませ、フランス!」
ということで、プレゼントまでいただいてしまいました。

どうやら、研修中にとてもよくしてもらった、と
マウリ君だけでなく、ご家族もたいそう感激したらしく、
お母さん秘伝のレシピで作ったお酒をプレゼントしていただきました!


マウリ君のママ秘伝のレシピで作ったお酒

ココナッツ・パンチだそうです。
お手製のラベルに、漢字で私の名前(苗字だったら、焼酎か日本酒みたいになるので、名前でよかった笑)と、猫のイラストを描いてくれて、感激しました!

お酒が好きで、
ココナッツも大好きな私にとって、とてもうれしいプレゼントでした!


結構強いから気を付けてね(笑)
と忠告付きでいただいたのですが、
家に帰って、コートも脱がずに早速一杯飲んでみたところ、
確かに強い。ココナッツの甘い香りと味に、どうやらラムが入っているようです。

とても美味しいので、おかわりしたくなる気持ちを抑えて、
冷蔵庫へなおしておきました。

金曜日にまた飲もう。笑



そんなこんなでバタバタとはじまったフランス生活2週目ですが、
明るく楽しく元気にしています。


お仕事も徐々に慣れつつありますが、
慣れてきた時が一番怖いので、気を引き締めて、今週も頑張ります!

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。