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2015年12月19日土曜日

バカンス前のあれこれ

前回の記事の最後で危惧していた健康診断ですが、
無事に終了いたしました!

入国後3か月以内に移民局での健康診断を行わなければいけないのですが、

待てど暮らせど召喚状が届かない・・・


最終的には、
「住所が間違っていて、手紙が戻ってきたのでメールで送ります!」

とぎりぎりに召喚状がメールで届く。


なんでや!笑

郵便受けのネームプレートはいつまでたっても変更してくれないから自分で書いて貼ったし、
書類の住所だって、同僚が書いてくれたんだぞ!笑


と憤りながら、この日を迎えたわけです。


移民局があるのは、セーヌ・エ・マルヌ県の県庁所在地、ムラン(melun)です。


ちなみにSMDの本部もこのムランにあります。


実はこのムランという単語、私的なかなか通じなくて苦労する単語の一つです。
SMDの職員は、ああ、ムラン(地名)ね、という感じで理解してくれるのですが、

ムラン=地名という認識がない人に、ムラン!というと、高確率で、

「ムーラン?(moulin、風車)」と言われます。


ムーランルージュのムーランですね。


どうしてもmou(ムー)とme(ム)の発音の違いができなくて、
なんなら耳で聞いても音の違いがわからなくて、
いつも、んんっ!!!ってなっています。笑


そんなこんなで健康診断。


計3時間半。


ほとんどが待ち時間です。



実際の健康診断は、書類の確認、レントゲン、問診、身長体重(自己申告)、視力検査(なぜか右目だけしかやらなかった)、血糖値の検査?です。


これだけで、3時間半。


移民局での健康診断は二回目なのですが、今回初めて血糖値の検査をされました。

指にちくっとさすタイプのあれです。

びびりまくって、

「痛い?痛い?」

とドクターに聞いていたら、

「一瞬だよ!それに日本人は我慢強いから大丈夫!」

と謎の回答をいただきましたが、本当に一瞬でした。


最後には、
「君は愛嬌もあるし、感じもいいから、そのままで頑張ってね!」

という人生の励まし的な言葉をいただき、
1時間半のバスの旅をしながら、自宅へ。


そして、毎週木曜日の朝は大学で日本語の授業です。


会話の先生をしております。

文法は、初心者には無理!とのことで、会話の先生です。


持ち前の声の大きさを生かして、
なんとか授業しております。

基本的にはフランス語ですが、習ったフレーズは日本語を使います。


いつも、単語を読むことからはじめるのですが、思わぬ壁が。


標準語の発音がわからない・・・!!!


関西弁ユーザーにはなかなか高い壁です。


小学校が関西弁禁止だったこともあり、なんとなく標準語は使えるつもりでいましたが、

「まいあさ」「まいばん」「まいにち」

この3つの単語は正しい発音がわからない。

どうしてもイントネーションがついてしまうので、意識して直してはいますが、
声に出しているうちに、どんどんわからなくなっていきます。笑


関西弁の方は、試してみてください!

絶対わからなくなるから!笑



授業の後は急いで事務所へ。


SMD全体の会議がありました。


仕事の進捗状況などを報告するのですが、

内容よりも、いつも驚くのが参加者の男女比。

今回は19人中男性が4人だけ。


女性の社会進出が進んでいる、というか女性が当たり前に働いているフランスならではだな、といつも思います。


会議の後は、年末と退職者の送別会を兼ねてカクテルパーティー!


今回の退職者は3名、内2名は当事務所からです。


コーディネーターが長年お世話になってきた直属の上司もやめてしまうので、

これからどうしたらいいんやー!!(涙)

と嘆いていたら、

「大丈夫!今後はディレクターが日本関係の業務は担当してくれるから!」

と爽やかに言われ、ちょっと緊張してきました。笑



送別品として、日本の小物をお渡しし、記念に写真を。




おそるべし欧米人の顔の小ささ・・・!!!!


自分の顔の大きさと、平たさと、そしてテカりっぷりに愕然としました。笑




ちなみに、ケータリングのご飯とともに、シャンパン、ワインも用意され、
午後も会議なの~なんて言いながらもみなさんがんがん飲んでいました。


ここでも驚くのは、ボトルの栓を抜く、注ぐ、配る、それが男性の仕事であるということ!

上司とか部下とか関係なく、男性が全部やってくれます。

手伝おうとしても、

「女の子はやらなくていいよ!」

なんて止められる始末。


ここまでくると、手伝うことで男性の仕事を奪うのは逆に失礼なのかな?
とさえ思います。

男性4人中2人は送別される側だというのに申し訳ない・・・笑

シャンパンを用意する男性陣(送られる側)

送別会のあと、とうとう別れの日、金曜日がやってきました。


上司にお礼と別れの言葉を言おうとしたら、

「デスクの片づけ終わらなかった!(笑)
 だから、また来週くるよ~!」

といつもと変わらない机の前で、いつもと変わらない無邪気な笑顔で言っていました。

来週会えるかわからないので、一応さようならの儀式はしておきましたが。笑


そして、昼食はもう一人の退職者、SMDのお兄さん的存在であるイクメンRの送別ランチ。


最近の話題はもっぱらクリスマスのお話。


クリスマスプレゼントの話になったときに、

「この時期出費多いし、奥さんにはプレゼント買う予定はないな~」

とRが言ってしまったもんだから、さあ大変。


同僚と二人で、

「それはあかん!」「なんか買いなよ!」

R「え~でもお金かかるし。」

「値段じゃなくて、気持ちやから!!」「奥さんのために選んだ、ってことが大事なの!!」
「そういえば最近指輪も外してるじゃん!」「慣れてきて適当になってるんじゃないの!!」

昼からレストランで女2人に責められるイクメン。
食後は半強制的にショッピングモールに連行。笑


「なにがいいかな?」
「アクセサリー?下着?」
「今まで何あげたことある?」
「奥さんこれかわいい、とかなんか言ってなかった??」

(日本では恋人に下着をプレゼント、というのはあまり聞きませんが、
こちらでは王道プレゼントなようです!)


いろいろと提案していたら、

アクセサリー屋のショーウィンドーの前でイクメンが止まった・・・!!!


「・・・このブレスレット、どうかな??」


キタ――(゚∀゚)――!!


テンションのあがる女2人。


「「直観って大事!!」」


その後、イクメンは色や細部の形で悩んでいたので、

「奥さん普段何色の洋服よく着てる??」

「手首細い??」

と店員顔負けの積極性で、アシストする私たち!笑


そんな私たちの意見もほどほどに、
彼はものすごく真剣に奥さんへのプレゼントを選んでおりました。


「2人があまりにも必死だからさ~」

と言っていたけれど、いつ渡そうかな、とウキウキしている一瞬を、
私たちは見逃さなかったよ・・・!!!笑


イクメンは女ばかりの職場で、いつも愚痴を聞いてくれたり、いろいろなことに巻き込まれたりしていました。

最後の日まで、私たちに付き合ってくれて、本当に感謝です。




このブログを書いていると、急に「ばんっ!」と大きな音がしたので、

びっくりして外を見ると、

突然の花火!


なぜ?年度末だから??笑





虫よけネット越しに写真を撮ってみましたが、きれいさはあまり伝わりませんね・・・笑



「サプライズ花火や~♥!!!」

謎の感想とともに、金曜の夜に自宅で1人感動しているアラサーなのでした。


この花火の謎は、月曜日に同僚に聞いてみます。

真相がわかり次第、追ってご報告いたします!笑




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