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2015年12月29日火曜日

フランスのファミリークリスマス

メリークリスマスでした!笑


今年の仕事も終え、クリスマス・年末年始休暇に入り、
アルザス地方のコルマールで過ごしています。

ブログの更新が途絶えてしまって、ファンのみなさま(笑)には申し訳なかったです。


コルマールにはストラスブールに住んでいたときのルームメイトの実家があり、
渡仏当初からとってもお世話になっている、私のフランスの実家のようなご家族。

アルザスはドイツになったりフランスになったり、となかなか複雑な歴史を歩んだ地域で、
当時のことを描いた「最後の授業」というお話を知っている人も多いのではないでしょうか。

最近では、ジブリ映画「ハウルの動く城」の舞台にもなったという、
木組みの家の街並みが可愛いコルマールです。

木組みの家


コルマールのクリスマス市(マルシェドノエル)
アルザスは白ワインの産地!ホット白ワインがおいしくて、ほぼ毎日飲んでおります!笑

フランスのクリスマスは、日本のように恋人のため、というよりも、
家族で過ごす日。

兄弟、親戚、親しい友人、さらに家族みたいなものということで恋人も集まってお祝いします。


日仏カップルの噂によると、クリスマスに実家に呼ばれるかどうかで本命か遊びかがわかるそう。
知らんけど。笑


恋人同伴ということは、家族親戚一同に歴代の元カノ元カレが知られている状態です。
「あの子はいつも気の強い女の子ばっかり連れてくる。」とか
好みのタイプも親戚中にばればれなんですね。笑


そして、基本的に愛の国なので、親が目の前にいようが、祖父母が目の前にいようが、
カップルはいちゃいちゃしております。

いちゃいちゃといっても、手を握るとかそういうレベルではありません。

だいたいは「若いわね~」と微笑ましく済まされるのですが、あまりにも・・・なときは、
「食卓ではしない!」とママの一喝が入ります。


初めてカップルのいちゃいちゃを目の当たりにした時には、
とっても驚きましたが、今や完全スルーできるほどに慣れてきました。

自分がいちゃつく側になれるかというとまた話は違ってきますが。笑


たくさん食べて、たくさん飲んで、たくさん笑って、
それがフランス流のクリスマス:ノエルです。

日本のお正月に近い雰囲気でしょうか。

基本的には24日、25日の2日間がメインですが、
アルザスは26日までの3日間がクリスマスです。


写真をたくさん撮ろう!と思っていたのですが、
食事中や歓談中に写真を撮るのは好きではないので、
数枚しかありませんが気分だけでも・・・!!笑


まず、クリスマスツリー!


本物のモミの木です。

クリスマス前になると、スーパーや広場にクリスマスツリー屋さんができます。

そこで好みの木を買うのがクリスマスの第一準備。


クリスマス当日は、参加者全員にちょっとしたプレゼントを用意し、交換会が行われます。

これがあるから、クリスマス前のプレゼント選びが大イベントになっているんですかね。
その人のことを思って選ぶ、というのがミソです。

もちろん私もたくさんのプレゼントをもらいました!


写真はごくごく一部です。
この他にもアクセサリーやワイン、化粧品などなど、
私のイメージはこうなのか!と思うものばかりで、うれしいかぎり。


今年のプレゼント交換は、アペリティフ(食前酒)の時間に行いました。

アペリティフ、略してアペロは食事の前に
シャンパンやクレモンなどのスパークリングや、ビールを飲みながら
ちょっとしたおつまみをつまみ、談笑する楽しい時間。

フランス人はアペロが大好きで、普通の日でも、「今日アペロしない?」なんて連絡がきます。

ここで食べすぎたり飲みすぎたりすると、メインの食事に響くので、
気を付けなくてはいけません。


そして、アペロのあとは、いよいよ食事。



今年のテーブルセッティング、初日はこんな感じでした。


まずは、アントレからはじまります。

サラダだったり、貝類だったり、軽いものです。

ノエルのアントレの定番といえば、牡蠣!!!



今年のノエルのために、お母さんは10キロの牡蠣を購入したそう。

気合の入れ方が伝わってきます。笑


気合が入っているのはお母さんだけではありません。

殻付きの牡蠣を買うので、すべての殻を開けなくてはいけないのです。

それは、子供たちやお父さんの仕事。



毎年私もお手伝いするのですが、
牡蠣の殻って本当に硬いんです!

専用のナイフをつかってあけながら、
「無理!開かない!!」
と弱音を吐いて、結局味見だけしている役に立たないことになるのですが。笑




そして、アントレのあとは、
メインです。


肉や魚料理。

初日のメインは
みんな大好き、フォアグラでした!!!





当日の写真は食べるのに夢中でとっていなかったので、これは別の日の写真。


ママが自宅で作ったフォアグラです!

フォアグラ製作中のママ


アルザス地方はフォアグラの産地なので、
美味しいフォア(肝臓)が安く手に入るらしい。

ちなみにグラは太った、脂肪性のという意味です。


フォアグラ大好き!と言ったら、
毎日フォアグラを出してくれるので、
そろそろ私の体内でフォアグラができそう。笑


素晴らしいメインのあとは、
チーズが待っています。

これまたたっくさんの種類のチーズが用意され、
「何が好き?(牛のミルクか、ヤギのミルクか、ウォッシュタイプか、など。)」
と聞かれることも多いので、好きなチーズの回答を用意しておくと無難です。笑


チーズが出てくるころにはお腹いっぱいですが、
たくさん飲んでいる場合はチーズを無理してでも食べたほうが良いそうです。
二日酔いにならないとかなんとか。笑


そして、チーズの後はデザート、コーヒーと続きます。



料理をゆっくり食べながら、飲みながら、しゃべりながら、
ディナーは早くて7時半から始まり、終わる頃には深夜です。

アペロにはアペロ用のお酒、
アントレにはアントレにあったお酒、
メインにはメインにあったお酒、
チーズには赤ワイン。

食後酒を飲む人も。


飲むことが好きな私でも、やはり欧米人には勝てない、と思います。


顔が赤くなったり、泥酔したりあまりしないんですよねー

ワイン3杯くらいなら、車を運転して帰っていきます。


もちろんお酒に弱い人もいるので、飲酒は絶対ではないし、
水だけで過ごす人もいます。


ノエルの時ではないですが、フォアグラを食べるときにいただいたこのピノグリがおいしかったです!アルザスの白!


ワイン選びはいつもパパがしてくれるのですが、とっても美味しいワインばかりで、
ノエルが終わっても毎日昼から飲んでおります。笑



ちなみに、パパもとっても家庭的で、料理がとっても上手!

魚料理と最終的な味のチェックはパパのお仕事。

鯛を捌くパパ


ノエルも終わり、パーティーがひと段落したので、
みんなゆっくりまったり過ごしています。


コルマールでのバカンスの様子はまたアップします!

年内にまた更新する予定ですので、お楽しみに~



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